スカンク|強力なオナラで危険を回避
名称(学名) | 名称 (Mephitis) |
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身体 | 体長:40~70cm / 体重:3kg |
生息地 | アメリカ大陸に広く生息 |
食性 | 雑食で何でも食べる |
スカンクの特徴
スカンクは黒い体に白いラインが入った特徴的な体色をしています。 この縞模様は警告色で、近づけばただでは済まないことを捕食者に知らせています。
スカンクと言えば臭いオナラを出すことで有名ですが、正しくは肛門腺から噴出される分泌液です。 期待ではなく液体なので臭いはオナラの比ではありません。
スカンクは夜行性なので、捕食者は嗅覚に依存する割合が高くなります。 オナラを浴びせられると鼻がやられ、逃げたスカンクを追うのが難しくなる訳ですね。
しかしワシやフクロウなどの猛禽類には弱いです。 鳥は基本的に嗅覚が弱い上に頭上から襲ってくるので、必殺のオナラの効果が薄いのです。
強烈なスカンクのおなら
スカンクのオナラは腐った卵のような臭いで、1km離れていても臭いが届くほどに強烈です。 直接浴びると人間なら気絶するほどで3日は臭いが取れず、粘膜に入ったら細胞が破壊され、目に入ったら最悪失明します。
オナラは数発撃てますが補充に一週間かかるため、いざという時の最後の手段です。 撃つ前に尻尾を立てて肛門を見せたり逆立ちしたりして「出すぞ?出しちゃうぞ?」と警告し、それでも相手が退かなかった場合にのみ撃ちます。
スカンクの生態
生息地
アメリカ大陸に広く生息しています。 中には人家にこっそり住んでいるものも沢山います。
普段の生活
夜になると出かけて、鋭い嗅覚でエサを探します。 嗅覚が鋭い反面、目はあまり良くありません。 雑食性で小動物、昆虫、果物などなんでも食べます。
繁殖と成長
胎生で春に繁殖期を迎え、3か月の妊娠期間を経て一度に3~10子を出産します。
子は1年で成熟し、寿命は10年ほどです。