パーマリンク形式は「サイト名/記事名」に設定しよう
パーマリンク形式とは
パーマリンク設定とは、記事をどのような形式のURLで表示させるかの設定です。 一般的には以下のパーマリンク形式がよく使われています。
パーマリンク形式 | 例 |
---|---|
ページ番号 | http://サイト名/?p=999 |
日付と投稿名 | http://サイト名/YYYYMMDD/記事名/ |
年月と投稿名 | http://サイト名/YYYYMM/記事名/ |
数字ベース | http://サイト名/archives/999 |
カテゴリベース | http://サイト名/カテゴリ/記事名 |
記事名のみ | http://サイト名/記事名/ |
実はこのパーマリンク設定は、サイトを構築したら一番最初に決定するべきレベルの重要な項目です。 そして一度決めたパーマリンク設定は簡単に変えてはいけません。
もしパーマリンク形式を変えたら記事URLが変り、今までのリンクが切れる上にSEOも積み直しになってしまいます。 .htaccessで変更前後URLを紐づけるなどの対策はありますが、面倒ですし完全ではありません。
だからパーマリンク形式はサイト構築時に決めて、なるべく変えないようにしましょう。
どのパーマリンク形式にすべきか
投稿名のみがベスト
パーマリンク形式でお勧めなのが「http://サイト名/投稿名」のシンプルな形です。 もしサイト名が変わることがあっても、.htaccessで丸ごと振り替えてやれば済む点も良いです。
日付を含む形式は、日付が意味を持つ場合に使う
日付を含むパーマリンク形式は、ニュースや日記のような記事に対して日付が意味を持つ場合に使いましょう。 逆に知識集のような日付があまり意味を持たないサイトに使うのは違和感があります。
シーケンスは使わない
「http://サイト名/?p=999」「http://サイト名/archives/999」のような記事名が数字になる形式には、記事URLを考えなくて良いメリットがあります。 しかし長期的に考えると、この選択はなるべく避けるべきです。
SEO的には記事URLにも関連ワードを盛り込むべきとされています。 記事を機械生成して大量投下するサイトならともかく、通常の真面目に更新するサイトで連番で済ますべきではありません。
また既成の記事間に記事を挟もうとすると記事順と番号体系にずれが生じたり、引っ越し時などにリナンバされる恐れもあります。 これらの危険性を排するためにも、きっちり記事毎に名前を振った方がいいでしょう。
カテゴリは含めない
パーマリンク形式にカテゴリを含めるのは、完成したサイトならそれほど問題にはなりません。 しかし記事を追加していく形式のサイトの場合、これが問題になる場合があります。
記事数が増えていくうちに、最初に設定したカテゴリ体系や記事のカテゴリを変えたくなることがあります。 しかしパーマリンクにカテゴリが含まれているとカテゴリ変更によって記事URLも変わってしまうため、カテゴリの再設定が気軽にできなくなります。
そんなリスクを取ってまでパーマリンク形式にカテゴリを含める意味はありません。 であれば最初からカテゴリを含めるのは止めましょうという訳です。
まとめ
サイトを構築したら最初にパーマリンク形式を「投稿名のみ」に設定しておきましょうという話でした。
ただサイトの性質や運用方針によっては他の選択肢の方が好ましい場合もあります。 そんな時はケースバイケースですね。