JavaScriptの変数と命名規約
JavaScriptの変数の宣言方法と、変数の型の説明です。
変数の命名にはルールがあり、ルールに沿わない命名や予約語を使うことはできません。
変数の命名規約
先頭文字に使用可能なのは「a~z」「A~Z」「_」(アンダースコア)「$」(ドル)、2文字目以降はこれらに加えて数字が使用可能です。 変数の先頭に数字を使えないことは覚えておきましょう。
ただし以下の予約語は変数名として使えません。 またグローバル変数や関数も変数名には使わない方が無難です。
abstract | double | in | static |
arguments | else | instanceof | super |
boolean | enum | int | switch |
break | eval | interface | synchronized |
byte | export | let | this |
case | extends | long | throw |
catch | final | native | throws |
char | finally | new | transient |
class | float | null | try |
const | for | package | typeof |
continue | function | private | void |
debugger | goto | protected | volatile |
default | if | public | while |
delete | implements | return | with |
do | import | short | yield |
変数の宣言方法
変数は「var」「let」「const」のいずれかを宣言して任意の文字を記述します。
最初に「var」と宣言し、半角スペースを空けて任意の文字を記述します。 例えば変数「suuji」と「moji」を宣言する場合、下記の記述になります。
ar suuji;
var moji;
宣言時に値を入れておく事もできます。
ar suuji = 10;
var moji = '文字列';
変数の型
JavaScriptの変数には5つの型があります。 変数を宣言した段階では変数は未定義の状態であり、変数に値を代入した段階で型が決定されます。
変数の型 | 内容 | 値 |
---|---|---|
数値 | 数字 | 数字(クォーテーションで囲っていない事) |
文字列 | 文字列 | クォーテーションで囲った文字 |
論理値 | 真(true)または偽(false) | trueまたはfalse |
Null値 | 何もない状態 | null |
未定義 | 未定義の状態 | 変数に値を代入していない状態 |
下記の変数は、右記のデータ型になっています。
ar suuji = 30; //数字型
var moji = '文字'; //文字列型
var moji2 = '100'; //文字列型
var bool = true; //論理値
var noth = null; //Null
var undef; //未定義