インターネット入門‐そもそもインターネットって何?

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インターネットとは、コンピュータ同士をプロトコルで繋いだ世界規模のネットワークの事です。・・・と一言で言っても良く分かりませんよね。インターネットが出来た経緯を見ながら、インターネットとは何かを知りましょう。

インターネットができるまで

昔のコンピュータは高度なメモ帳や計算機としての意味合いが強く、ざっくり言ってしまえば機体ごとに独立していました。 各国・各社が独自にコンピュータを開発した結果、互換性は乏しくヴァージョンアップしただけで入力したデータが使えなくなる事すらありました。

そんな時代にインターネットの基礎を築き上げたのが、スイスのCERN(欧州原子核研究機構)に勤務していたティム・バーナーズ=リー氏です。CERNでは数千人のスタッフが研究を進め、誰が何をしてどうなっているか確認するだけで大変な労力でした。しかし互いの研究内容は密接に関わっているため、研究内容や進捗の共有は必須です。効率よく情報を伝達する仕組みの構築が急務となっていました。

そこでティム氏は中央コンピュータ(サーバ)に研究データを集めることを考えます。サーバとPCをネットワークで接続し、サーバにデータを集約し、各PCからサーバに格納されている文書を閲覧できる仕組みを作り上げました。みんなが何の研究をしてどうなっているか、ネットワークに接続してサーバに格納されているデータを見れば簡単に分かるようになったのです。

このコンピュータが相互接続されたネットワークの事をインターネット、文書を公開・閲覧する仕組みをwww(World Wide Web)通称ウェブと言います。ウェブサイト/ウェブページは、このウェブ上に格納されているサイト/ページという訳です。

ちなみに世界で最初に作られたウェブページは以下のページです。実に簡素な内容ではありますが、是非一度見てみてください。

CERNの社内ネットワークとして作られたインターネットですが、1993年にネットワーク技術の発展を願って無償で開放されました。こうしてインターネットは広まり、世界中のコンピュータを繋ぐネットワークに発展したのです。

つまりインターネットとは

インターネットとは世界中のコンピュータを繋いでいるネットワークの事です。 プロトコルというネットワークを利用する上での手順とルールを設定することによって、コンピュータの機種や世代が違っても通信する事が可能になっています。

ネットワーク上にはメールやサイト閲覧など、多様なサービスを提供しているコンピュータがあります。このコンピュータをサーバといいます。 それに対してサーバにサービスを要求するコンピュータをクライアントといいます。私たちが普段使っているPCやスマホなどもクライアントマシンです。

普段生活する上ではサーバを目にする機会はあまりないですが、安いものであれば数万円で購入できます。個人所有も十二分に可能で、世界中には無数のサーバが存在しています。 著名なウェブサービスであれば複数台のサーバで稼動しているのも珍しくありません。 大手SNSサービスのfacebookなどは1万台を超えるサーバで運用されていると言われています。 それら膨大な数のサーバが、今日のインターネットを支えているのです。

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