レスポンシブウェブデザインとは
レスポンシブウェブデザインとは
レスポンシブウェブデザインとは、ウェブサイトを閲覧する端末サイズに合わせて流動的にレイアウトを変更するデザインの事です。 従来はPC用サイト、スマホサイトなど端末ごとに独立していたサイトが一つのサイトにまとまっているのが特徴です。
レスポンシブウェブデザインのメリット
一つのサイトで管理できる
端末ごとに複数のサイトを用意すると、どうしても管理・運用に手間がかかってしまいます。 レスポンシブウェブデザインであれば一つのサイトで全て賄えるのでコストが削減できます。
SEO的に有利
PC用サイトとスマホ用サイトの2つを用意した場合、検索数や被リンク数などを2つのサイトで奪い合う事になります。 これはSEO的に好ましくありません。
しかし一つのサイトにまとめればこのような事態は避けられます。 またGoogleもレスポンシブウェブサイトを推奨しており、スマホでの閲覧に対応していないサイトは検索順位を下げると通知しています。
レスポンシブウェブデザインのデメリット
きっちりしたサイトの構築には相応の工数がかかる
PCサイトを主としてスマホ用サイトは最低限見れる形でデザインするなどであれば、そこまで手間はかかりません。 しかし双方を専用サイトレベルで構築する場合、設計や構築が複雑になってむしろ工数が増えることすらあります。
PCでもスマホでもきっちりしたレイアウトのサイトを構築したい場合や検索エンジンからの流入を期待しない場合などは、別々にサイトを制作した方がいいかもしれません。
ユーザー側でレイアウトを選べない
端末の解像度でレイアウトを切り分けるので、あえて別のレイアウトでサイトを閲覧する事ができません。
例えば横幅768px/769pxをレイアウト変更の境界にしてるサイトを768pxの端末で見る場合、PC用レイアウトの方が見やすいと感じるユーザーもいるでしょう。 しかし表示はスマホ用のレイアウトとなってしまいます。
表示が遅くなる
特定の端末時にのみ表示させるコンテンツは端末を変えれば表示されませんが、読み込み自体はされます。 画像を多用したサイトの場合、作り方によっては数MB分のコンテンツを余計に読み込むこともあります。 特に回線の弱いスマホで閲覧する場合、サイトが重いと感じるでしょう。
レスポンシブウェブデザインは一つの選択肢
レスポンシブウェブデザインが最適となる案件は存在しますが、全てのサイトに当てはまる訳ではありません。 別々にサイトを製作して.htaccessで振り分けるなどの方がスマートな場合も多いです。 あくまで選択肢の一つとして考えましょう。