超A級スナイパーのスーパー・アクション!「ゴルゴ13」の雑学

ゴルゴ13はすべてが謎に包まれた超A級スナイパーであるゴルゴ13が織りなすスーパーアクション作品です。連載開始はなんと1968年で、2021年には単行本201巻が刊行されています。

全巻読んでいるなんて人は流石に少ないと思いますが、男性ならどこかしらで読んだことある人も多いのではないでしょうか。そんなある意味で国民的漫画であるゴルゴ13のよく聞く設定から意外な雑学まで、いろいろとお話したいと思います。

ゴルゴ13とは

ゴルゴ13は通称「ゴルゴ13」と呼ばれている凄腕スナイパーの主人公が、超高額の報酬と引き換えに暗殺などの依頼をこなすアクション作品です。依頼されるのは超高難易度の不可能なミッションばかりにもかかわらず成功率は99.9%以上であるため、世界一のスナイパー・暗殺者・テロリストなどと呼ばれています。

ゴルゴ13の本名・年齢・国籍・経歴は一切が不明です。 外見から日系もしくは日系ハーフと思われ、推定身長180cm、推定体重80kg、黒髪黒目、血液型はA型と示唆されています。

年齢は見た目から30歳前後と推察され、劇中は現実世界と共に推移しつつも、ゴルゴは歳を取らないと思われます。 稀に「15年前のある出来事を思い出したよ」と過去回のゴルゴを回想する話が時々ありますが、これを真に受けるとゴルゴが老人になってしまいます。 きっと特殊な時間の流れ方をしているのでしょう。

もちろんフィクションですが連載時の社会情勢や時事ネタに絡めた話も多く、緻密な取材に裏打ちされた話はまるで歴史漫画であるかのようなリアリティと面白さがあります。

超A級のスナイパー

ゴルゴは全ての能力が最高クラスの「世界一のテロリスト」であり、大よそ全ての技能・能力が人類最高峰レベルにあります。 運動・格闘技・武器の扱いはもちろん、運転・機械・科学・医学・薬学・18か国以上の言語に精通など様々な一流の技能を持っています。

中でも特筆すべきが「超一流のスナイパー」という肩書通りのスナイプ能力です。一流のプロでも不可能と判断する距離や条件での狙撃を成功させ、水中・落下中・宇宙空間での狙撃もこなしてしまいます。

CIAの分析によると世界中を飛び回りながら年100件ほどの依頼をこなしているそうです。いくら何でも無理だと思いますが、ゴルゴのスケジュールはどうなっているのでしょうか。

組織に属さない一匹狼

ゴルゴは組織に属さない一匹狼で、個人や組織の依頼を受けて活動しています。 そこに思想はなく、CIAやKGBなどの各国の諜報機関とは依頼主としても敵対者としても馴染みが深いです。

ただし人を使ったり、依頼主やエージェントと共闘したり、情報屋や武器屋などを頼ることはあります。 特に銃職人・デイブ・マッカートニーはゴルゴ13では珍しい準レギュラーキャラで、出てくるたびに無茶苦茶な銃の改造依頼をされています。

いくらゴルゴが凄くてもしょせんは個人なので大国が本気で排除しようとすれば危ないですが、そうならないのはゴルゴが役に立つからです。 依頼とはいえ組織や国の危機を救っており、アメリカへの貢献度は特優と評価されています。

ただしその危険性や名声からさまざまな組織や個人がゴルゴを排除しようとすることもあります。 その全てをゴルゴは跳ね返しており、負傷して丸腰の状態でデルタ・スペツナズの合同部隊に襲われても壊滅させて逃げおおせています。

非道なことも平気でする

ゴルゴは一種のダークヒーローのようなイメージがありますが、そんな生易しいものではなく非道なことも平気でやります。

特に悪人という訳でもないターゲットの暗殺はもちろん、強盗殺人犯が盗んだ金で依頼を受けたり、スポーツ選手・女優・政治家などをライバルの依頼で殺したり、ギャングの依頼を受けて麻薬捜査犬を殺したりと悪役のような依頼も普通に受けます。

またプライベートでは自分からトラブルを起こすことはありませんが、必要とあらば一般人だろうが殺害を躊躇しません。 偶然ゴルゴを撮ってしまったカメラマンや、ゴルゴの仕事現場を見てしまった通行人なども殺されることがあります。

たまに人命救助をすることもありますが、大抵は目的があっての行為です。 稀にほんのり人情味を見せることがなくもないですが、とてもつり合いが取れてるとは言えません。

ゴルゴ13が通称になった経緯

ゴルゴ13の記念すべき第一話のことです。 イギリス諜報部が作戦のために優秀な狙撃手を探していて、白羽の矢が立ったのがゴルゴ13でした。

ゴルゴは背後に立った娼婦を反射的に殴って刑務所に入れられており、一切しゃべらなかったため名前不明で囚人に「ゴルゴ13」と呼ばれていました。 イギリス諜報部もこれに倣ってゴルゴ13と呼び、以降この渾名が通称となります。

イギリス諜報部はゴルゴ13という渾名を「ゴルゴダの丘で主を裏切って十字架にかけた13番目の男(ユダ)」ということかもしれないと分析しています。 この比喩は以降もたびたび出てくるので、漫画的にそういう設定なのだと思われます。

ゴルゴは「俺の名はゴルゴ13」と名乗ったり、窮地に追い込まれた時に「どうして抜け出すつもりなのだ!?ゴルゴ13!!」と自問自答したこともあります。 これが本名ということはないと思いますが、案外この渾名を気に入っているのでしょうか。

なお普段は「デューク東郷」と名乗っています。ここから身バレすることも珍しくないのですが、変えないのはきっと漫画的都合でしょう。

初期のゴルゴはお茶目

ゴルゴは無口・無表情・ストイックな性格をしていて、まるで感情のない機械のようだと表現される人物です。 しかし初期のゴルゴはこの限りではありません。

報酬に「領収書はいらないだろうね?」とジョークを言ったり、叙情的な独り言を呟いたり、ユーモラスな会話をしたり、サボっている見張りを見てニヤリとしたりと、感情豊かでお茶目なところがあります。

前述の「俺の名はゴルゴ13」「どうして抜け出すつもりなのだ!?ゴルゴ13!!」といった台詞も初期ゴルゴのものであり、今のゴルゴは絶対言わないと思います。

きっと連載当初は設定が固まっていなかったのでしょうね。 第一話を読み返すと偽物かと思えるほど別人に見えます。

また初期ゴルゴを別にしても、ゴルゴの性格がだんだんと軟化しているように見えます。数十巻ぐらいまでのゴルゴは本当に血も涙もないやつでしたが、それと比べて後期のゴルゴはあまり非道なことはせず、人情味のある行動をとることが多くなった気がします。

背後に立たれるのが苦手

ゴルゴは背後に立たれるのがとても苦手で、特に無音で背後に立つ者には反射的に殴りかかります。 この本能で危険から身を守っている訳ですが、これが災いして敵意のない一般人を殴ってしまうこともあります。

第一話の冒頭からして同室の娼婦が後ろから抱きつこうとしたところを殴り倒すという衝撃的な展開から始まり、警察に捕まって刑務所入りしています。 これをイギリス諜報部からは「プロのすることではない」と評されています。

そうはいっても一切背中を見せずに行動することは不可能です。 その辺の整合性はどうなっているのかというと、作中人物はゴルゴが背中を見せるのはガラスや鏡で背後を写している時や、攻撃されてもやり返す自信がある時と評しています。

その理屈で特殊工作部隊に堂々と背を見せて立ち去ることもあり、それだけ自信があるなら依頼人にぐらい背中を見せても問題ないのではと思わなくもないです。

握手しない

ゴルゴは利き腕を相手に預けることを極端に嫌い、依頼人とすら握手することはありません。サラリーマンに変装した時ですら握手しなかったほどです。

ゴルゴの談によるとプロは利き手を相手に預けることはないらしく、握手をしようとしない相手を「こいつプロだな」と察することもあります。 ゴルゴ世界のプロは握手しないのが常識なのでしょう。

そもそも握手とは互いに利き手を制して武器を持っていないことを確認して信頼を確かめ合う行為です。 全てを疑ってかかり誰も信用しないゴルゴに似つかわしくない行為であることは間違いありません。

ただし例外もあり、急に接触者が変更された際にあえて握手をしたことがあります。これは「用心のため握手で相手の反射神経と筋力を調べた」と説明されています。

またゴルゴは他にも人前で座らない・部屋が暗くなったら場所を移動する・勧められた飲食物やタバコを断るなど、隙を作る習慣を嫌います。

ゴルゴのそんな行動を見て依頼人が「私は敵じゃないのに」と動揺したり「君はそういう人物だったな」と納得したり「さすが一流のプロだ」と称賛したりするのが一種の様式美となっています。

ときどき右手が痺れる病気を持つ

ゴルゴには不定期に右手が痺れる持病があります。発症すると突然右手が痺れる症状が数日間続き、酷い時は万年筆すら持てないほどです。

肉体に異常はなく何人もの医者が診ても原因不明は分かっていません。 ギランバレー症候群と疑われたこともありますが、ギランバレー症候群は四肢全てが麻痺する・再発が滅多にないことから否定されています。

発症して数日後に急に治りますが、仕事中に発症すると大変なことになりますし、病気の療養中を敵に狙われたこともあります。

現在の描写からは病気の原因は、暗殺業による高ストレスに継続的に晒され続けて自律神経が変調したためと考えられています。そこでゴルゴは修験者に弟子入りして神経系をコントロールして病気を克服しようとしました。

修行を終えたゴルゴは病気をほぼ克服しましたが、完全ではないような描写がされています。 この奇病はゴルゴの数少ない弱点といえるでしょう。

ゴルゴの愛銃アーマーライトM16

ゴルゴはアーマーライトM16自動小銃(後にM16A2)を改造したものを愛用しています。これはアメリカ軍の正式小銃として採用されている高性能のアサルトライフルです。

M16は遠近両用でバランスの取れた良い銃ですが、特化銃と比べてポイントでの性能は劣り、また汚れに弱くメンテナンスに時間がかかります。それでもM16を使う理由はゴルゴが「一人の軍隊」だからです。

ゴルゴの肩書はスナイパーですが、ゲリラ戦や近距離での大立ち回りを要求されることも多いです。あらゆる局面での戦闘を想定しているゴルゴにとって、何でもできるM16が理想の銃ということですね。

ただしM16しか使わないという訳ではなく、他のライフルやその他の武器も普通に使います。ほぼ常備しているリボルバーとナイフの他、手りゅう弾、ダイナマイト、ガス兵器、劇薬・毒薬・幻覚剤、ライフル、ロケットランチャー、バズーカ砲、迫撃砲、現地調達の銃、弓矢などあらゆる武器に精通しています。

ついでに虫ピンやダーツでゴキブリを刺したり、小石でハエを撃ち落としたこともあります。

依頼に失敗したことがある

ゴルゴは依頼を完璧に遂行する男で、依頼主の不義が発覚しない限りは完璧に依頼を遂行します。 依頼成功率は99.9%以上とも言われ、他に比肩するもののない冗談のような実績を誇ります。

しかし成功率が100%ではないということはゴルゴにも失敗があったということです。 また一応成功しているものの実質失敗のような仕事もあります。

アクシデンタル(61話)-失敗

ゴルゴがターゲットをスコープに捉えて射撃しようとしたところ、不発弾により発射されないアクシデントがありました。 別の弾を使えば済む話ですがそうはせず、弾が出なかった理由を徹底調査するため暗殺を中断、依頼主に延期かキャンセルを申し入れます。

その結果依頼はキャンセルされたので、ゴルゴ13の輝かしい戦歴の中で唯一言い逃れのできない失敗をした依頼と言えます。 これ以後は作中で「ゴルゴの唯一の失敗は不発弾という不運によるもの」という評価をされることになります。

ちなみに原因は武器屋が好奇心で不発弾を入れたことで、その代償は命で支払うことになるのでした。

テレパス(184話)-実質失敗

CIAがソ連武官を暗殺しようとするも、狙撃を避けられたり諜報員が連続不審死をしたりとおかしな失敗が続きました。 そのためゴルゴに依頼がされましたが、ボディーガードの女がゴルゴの狙撃まで捌いてしまいます。

時間切れとなり依頼に失敗したゴルゴはCIAに謝罪し、ボディーガードの素性を洗うよう依頼します。 すると女はエスパー計画で養成された超能力者だったことが判明しました。

最強のボディーガードが付いていたことを知ったCIAは依頼期間を延長し、ゴルゴは自己催眠で狙撃直前まで気配を消すことで暗殺を成功させました。 そのため失敗には数えられていませんが、期間延長が無理なら失敗だった=実質失敗といえます。

西経175度(256話)-ある意味失敗

期日までにターゲットを暗殺してほしいと依頼を受けたゴルゴでしたが、プロのボディーガードに守られ自宅に籠ったターゲットには期日まで何も起きませんでした。ゴルゴの依頼主は「すべては終わった」と肩を落とし、ターゲットたちには祝賀ムードが漂います。

しかし翌朝、別の殺し屋が狙っているというタレコミが入ったので一行は飛行機で脱出します。実はタレコミはゴルゴの仕込みで飛行機に細工がされており、ゴルゴの元へと自動誘導されて狙撃されターゲットは死亡するのでした。 そしてそこは日付変更線を跨いでいる=まだ期日内だったことが判明します。

依頼背景的には一応問題なく決着しているのですが、これアリなんですかね? ゴルゴのターゲットは期日を過ぎても日付変更線を超えないよう注意しなければならないようです。

ゴルゴの出生説

ゴルゴの過去は一切が不明ですが、作中で「この男ではないか?」と言われたエピソードがいくつかあります。それらの人物とエピソードを簡単に紹介します。

これらのエピソードの人々はゴルゴを見て「あの人に間違いない」と確信しますが、勘違いだらけということになります。 ゴルゴと直接話す人もいましたが、ゴルゴは「何言ってんだコイツ」と思いながら聞いていたのでしょうか。

東研作(59話:日本人・東研作)

東研作は京都の没落した旧家・東家の出身です。 10歳の時に未亡人の母とその愛人のアメリカ人将校を撃ち殺し、遠縁の旧陸軍将校・伊藤大佐に引き取られています。

その後は伊藤の設立した特殊工作機関「I機関」にて教育され、優秀な工作員として仕事をこなしていました。 しかし伊藤が「研作は全身に銃弾を浴びて死んだ」と証言しています。

芹沢五郎(100話:芹沢家殺人事件)

芹沢五郎は芹沢一家がことごとく死亡・行方不明となった芹沢一家殺人事件の唯一の生き残りです。 事件後は遠縁の佐久間に引き取られ、事件は迷宮入りしたまま時効を迎えました。

警察を辞めて事件を追った修記郎は、芹沢家は暗殺一家で五郎こそがゴルゴであると推察しています。 正体を知るためゴルゴに「顔の前で杖を振るので、もし五郎なら杖が左にあるとき・五郎でないなら右にある時に殺して欲しい」と自分を殺す依頼をしますが、銃弾は杖ともども眉間を射抜きました。

スメルジャコフの子(128話:おろしや間諜伝説)

スメルジャコフの子(名前不明)は日本へ亡命した元帝政ロシア陸軍少尉スメルジャコフと、お目付け役の日本スパイ・小柳美沙の子です。 ゴルゴには二人との共通点が多くあることから二人の子ではないかと推察されました。

確証を得るため諜報員4名が息子の過去と消息を調査するも、何者かに狙撃されて全員死亡します。 ゴルゴの犯行かと思われましたが実はそう見せかけて殺されただけで、スメルジャコフの子は過去に父親に反抗して殺されていました。

五島貴之(141話:蒼狼漂う果て)

五島貴之は2・26事件の青年将校の生き残りである五島秀之の長男です。 秀之は中国に落ち伸びて満州馬賊の頭領となりますが、やがて家族は離れ離れになってしまいます。

五島秀之とゴルゴはよく似ており、またゴルゴは滅多に受けることのないガード依頼を貴之の異母兄弟・政之から受けています。「ゴルゴは五島貴之ではないか」と疑念を持った記者が真相を確かめようとするも行方不明になっています。

東郷狂介(168話:毛沢東の遺言)

東郷狂介は日本軍が優秀な血筋を掛け合わせて作った、東郷平八郎とチンギスハンの末裔です。 3歳の時に捨てられたところを毛沢東に拾われ、才能を見出されてエリート教育を施されましたが、ある日突然消えました。

毛沢東の遺言に従って中国軍が東郷狂介の消息を調べ、その父親である宗介と出会います。 宗介はゴルゴこそが東郷狂介であると考え、呪われた己の血筋を終わらせるべくゴルゴに斬りかかるも返り討ちにあいました。

東郷英治(187話:河豚の季節)

東郷英治は海軍少尉・東郷明とポーランド系ユダヤ人難民・ナタリアの子です。 両親が死亡し日本が敗戦すると叔父マインベルクの伝手でイスラエルへ渡り、軍人となるも第三次中東戦争で部隊が全滅し行方不明となります。

ゴルゴにマインベルクの暗殺依頼が出され、それを契機にゴルゴを知ったマインベルクはゴルゴが東郷英治であると確信しました。 あえてゴルゴの前に現れて一緒に暮らすよう説得しますがゴルゴは何も言わず、話が終わるとマインベルクは殺されてしまいます。

グレゴリー・皇士・東郷・ロマノフ(262話:すべて人民のもの)

グレゴリー・皇士・東郷・ロマノフはロマノフの五人目の皇女・ドーラと、東条英機元首相の秘書・東郷麟三の子です。 ただしドーラはラスプーチンと皇后の不義の子です。

グレゴリーは既に死んだとされており、調査員はドーラに話を聞くも「自分のせいで息子たちが死んだ」と語るドーラの痛々しさに詳しいことを聞けませんでした。 しかしゴルゴの写真を見せた時になぜか泣いており、それを訝しんでいます。

東堂高志(293話:禿鷲伝説)

東堂高志は陸軍特務部隊隊長・東堂征一郎の子です。 満州にて戦災孤児となったのを中国人拳法家に育てられ、中国共産党軍といざこざがあったのを契機に出奔します。

禿鷲の名で匪賊の暗殺者として経験を積み、ベトナム戦争にてベトナム軍に加わりますが、アメリカに買収されたベトナム兵に撃ち殺されています。 物語的にも別人の可能性が極めて高いです。

東郷俊太郎の子(451話:亜細亜の遺産)

高沢財団会長の調査により、血液検査からゴルゴが旧陸軍の工作員にしてKGBエージェント・東郷俊太郎の子である可能性が高いことが分かりました。 東郷俊太郎と因縁を持つ黒田家はこれを聞き刺客を送るも返り討ちにあいます。

しかし一連の話は高沢財団会長がゴルゴに仕事をさせないための捏造で、 ゴルゴは「俺は、東郷俊太郎なる人物の、息子ではない」と明確に否定した上で高沢財団会長を射殺するのでした。 ゴルゴが自分でルーツを否定するのは珍しく、諸説の中でも信憑性は薄いです。

ゴルゴの子どもがいる?

ゴルゴは活動の隠れ蓑として娼婦を抱くことが多い他、一般女性にアプローチを受けたり女工作員と寝ることも多いです。世界中に子どもがいても不思議ではない生活をしています。

そんなゴルゴのエピソードの中には、ゴルゴの子どもに関するものもあります。ただし本当の子どもだと断言された訳ではなく、どちらともとれる内容になっています。

ジェフ(177話)

ジェフはあどけない顔をした2歳の男の子で、娼婦が3年前にゴルゴに抱かれて1年後にジェフを産んだと証言しています。

娼婦はゴルゴの子だと確信しているようですが、根拠はゴルゴのような黒髪・黒目であることだけです。 他にも客をとっている中で本当にゴルゴの子であるかは疑わしいところがあります。

銃撃戦の流れ弾で母親は死亡し、ゴルゴは残った子を置きざりにして去りました。

ゴベール(562話)

ゴベールは14歳の少女で、スポーツ万能にして知能指数180の才女です。とりわけライフルに強い関心を持ち中学生にしてオリンピック級の腕前を持っています。

父親不明、母親は4歳の時に不法移民の争いに巻き込まれて死亡、ゴベールも重傷を負いました。この時に母親との縁からゴベールを助けたのがゴルゴで、それからは治療を施した医者夫婦に養女として育てられています。

CIAのDNA調査によればゴルゴと親子である可能性が非常に高いと出ています。またCIA相手にゴルゴさながらの大立ち回りを行う、ゴルゴがゴベールに対して情を見せるなど、本当の親子であるかのような描写がされています。

ただしゴベールは事件の際にゴルゴから大量の輸血を受けており、その影響で一時的に体質が変わっている可能性も示唆されています。

絶体絶命の危機に何度も陥ってる

ゴルゴは超人的な能力の持ち主ですが、難易度の高い任務も多いので不覚を取ることもあります。また不運があったり、不可能な依頼を遂行するために自分から捕まることすらあります。

そんなこんなでゴルゴは相手が殺そうと思えば殺せるような危機に何度も陥っています。そんな逆境を超人的な能力と精神で何度も跳ね返していますが、まだ死んでいないのはそれ以上に幸運のおかげなのかもしれません。

実際ゴルゴは一流のプロの条件を聞かれた時「10%の才能と20%の努力…そして30%の臆病さ…残る40%は運だろうな」と答えています。 やっぱり一番大事なのは運なんでしょうね。

報酬はスイス銀行に振り込み

ゴルゴの平均報酬は50万ドル強と言われており、そのほとんどをスイス銀行に預けていると思われます。 「報酬はスイス銀行に振り込んでもらおう」の定型句は有名ですね。

スイス銀行とは特定の銀行ではなく「スイスにある銀行」のことを指し、ゴルゴはいろいろなスイス銀行の秘密口座を持っている模様です。スイスは寛大な銀行法と安い税率の国で、スイス銀行は預金者保護の徹底した秘密主義をモットーにどんなお金でも預かります。

ゴルゴはある陰謀でゴルゴの預金が利用されそうになり、その対抗策として全額寄付したことがあります。その額はなんと200億ドルと小国の国家予算並みでした。

この事件で貯金の全てを失ったゴルゴですが、それからもひっきりなしに仕事しているのでたんまり貯め込んでいることでしょう。

余談ですがゴルゴは自分の金庫に閉じ込められたことがあり、その時は自分の金塊の内部に仕込んでいた爆薬を使って脱出しました。 ゴルゴの財産には何が仕込まれているか分かったものではありませんね。

ゴルゴへの連絡方法

マーカス・モンゴメリー

ゴルゴへ依頼する際にはいくつかの連絡方法があります。 もっともメジャーなのが「マーカス・モンゴメリー」ルートです。

  1. アメリカジョージア州のアトランタ刑務所にて終身刑の囚人番号96304マーカス・モンゴメリー宛に「お元気かねマーク、一度お目にかかりたいものだ、トニー」と手紙を送る
  2. マーカスが看守にラジオ番組のNBC「夕べの祈り」と、CBSの朝の「宗教の時間」に賛美歌第13番のリクエストするよう頼む
  3. ラジオ番組では終身犯にして熱心な信者であるマークのリクエストを必ず取り上げる
  4. それを聞いたゴルゴはニューヨークタイムズの雑件広告欄に「13年式G型トラクター売りたし条件応相談」という三行広告を出す
  5. 広告の連絡先に電話すると代行オフィスに繋がるので、名前と連絡先を伝える
  6. ゴルゴから電話がかかってきて時間・場所・条件を指定される

その他ゴルゴへの依頼ルート

他にもいろいろなルートがありますが、長くなるので概要だけ書きます。 諸事情でルートが廃止されることがあり、ウィリアム・パートリッジへの絵葉書ルートとグアテマラの孤児院ルートは廃止されています。

変則依頼

他にも以下のような手法や呼びかけでゴルゴに依頼・連絡した例があります。

どうやら「G」や「13」といったキーワードでゴルゴを釣ることができるようです。正規ではないコンタクト方法でも普通に依頼を受けるあたり、NG行為ではない模様です。

最も発行巻数が多い単一漫画シリーズでギネス登録

ゴルゴ13は2021年7月5日に201巻を刊行し「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」としてギネス世界記録に登録されました。 ちなみにそれ以前の記録は「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の200巻です。

ゴルゴ13は50年以上続く長寿作品ですが、連載当初は10話ほどで終わる予定だったそうです。 隆盛の激しい漫画界において、まさか人生かけてのライフワークになるとは作者のさいとうたかを氏も想定できなかったことでしょうね。

なお短期連載の想定だったため、最終回は作者さいとう・たかを氏の頭の中にすでに出来上がっているとインタビューで答えています。 しかし10話で終わる話の最終回と今のゴルゴの最終回とでは、流石に同じ内容とはいかないと思うのですがどうなんでしょうね。

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