運動オンチはとりあえず筋肉を付けてみよう

子どもから大人まで年齢を問わず運動が苦手、運動オンチがコンプレックスになってしまっているなんて方は珍しくありません。 積極的に運動する必要はあまりないですが、それでも人付き合いや健康作りなどで運動は必要になるので苦手意識を解消したいですよね。

そんな方におススメしたいのが「筋肉を付ける」ことです。 筋肉は全ての運動に通じる重要な要素なのにもかかわらず軽視され、特に運動オンチの方に根本的に不足しているケースが多いです。

筋肉はただ運動するだけでも付くので、苦手意識のある人は「まず筋肉」から始めてみてはいかがでしょうか。

運動は技術と筋力の合計

運動は技術と筋力の合計と言えます。 例えば速く走るには、正しいフォームと強靭な筋肉が必要になります。

どんなスポーツにも技術と筋肉が必要になります。 陸上、水泳、球技、武術、器械体操など大抵のスポーツでは技術を磨くと同時に筋トレを行い、どちらか片方しかないものは非常に珍しいです。 これは部活動からプロスポーツまで同じです。

しかし運動が苦手な人の中には、技術練習ばかりでどうにかしようとする人が多いように思えます。 もちろん技術の向上は悪いことではありませんが、その前にまず自分の運動オンチが何に起因しているか考えてみましょう。

筋力は十分だけど技術に不安があるなんて場合は、技術練習を中心にすれば良いです。 逆に技術は持っているけど筋力が足りない場合は、筋トレを中心にすれば良いでしょう。

そして運動オンチの多くは、技術と筋力の両方が不足しています。 これを技術練習だけで埋めようとした場合、人並み以上の技術が必要になるいばらの道です。 それでできるようになれば良いですが、できないから運動オンチなんですよね…

運動オンチが引っ掛かりがちな逆上がりで考えてみましょう。

逆上がりに見る筋力の重要性

逆上がりに必要なのは鉄棒を掴む握力、地面を蹴り上げる脚力、体を鉄棒に引き寄せる腕力と腹筋、そして必要最低限の力で成功させる技術です。 逆上がりのフォームが綺麗であるほど少ない力でできますが、フォームが崩れるにつれて必要な筋力は増えていきます。

だから逆上がりの練習では正しいフォームの指導をされます。 しかしいくら頑張っても中々出来ない子もいますよね。これはフォームが悪いのはもちろんですが、根本的に筋力も足りていないことが珍しくありません。

運動が苦手な子はあまり体を動かさないため筋肉量が少ないです。 これは筋肉量が多い子以上に綺麗なフォームを要求されることを意味します。

しかし一度も成功したことがない逆上がりを綺麗なフォームでと言われても難しいですよね。 特にあまり運動しない子は体の動かし方自体をよく理解していないので余計に不利です。

一度でも成功すればフォーム改善も比較的容易ですが、逆上がりができない=失敗しているのですから、何が良くて何がダメなのか本人は理解しにくいです。 横に指導者が付いていれば良いですが、時間的都合もありますし、子が恥ずかしがって嫌がるケースもあります。

なので発想を変えてみましょう。技術が未熟ならば「筋肉を付ければ良い」のです。 そうすれば多少問題あるフォームでも逆上がりができるようになりますし、一度成功してしまえば自力での技術向上も容易になります。 数をこなしてなるべく少ない力で逆上がりできるフォームを模索していけば良いのですからね。

それに逆上がりの技術は逆上がりにしか使えませんが、筋肉はあらゆる運動やスポーツの役に立ちます。 それを考えれば運動オンチ対策は技術よりも「まず筋肉」ですよね。

運動オンチ対策に、まず筋肉を付けよう

筋肉は技術と違って多くの運動を容易にします。 逆上がりが出来るようになっても跳び箱は上手になりませんが、筋肉はその限りではありません。 筋肉を付ければ足は速く、力は強く、跳躍は高く、物は遠くまでぶん投げられるようになります。

そして筋肉は技術と違って、一人で適当に走り込んで筋トレするだけで筋力が付きます。 もちろん正しいトレーニングをした方がより良い筋肉が付きますが、運動オンチを治す目標であればそうこだわることはありません。 まずはガムシャラに量をこなしましょう。

おすすめの運動

おすすめなのは定量的な運動です。ランニングや筋トレが代表的でしょうか。 数字に表すことで達成感や自分の成長が目に見えるようになり、モチベーションへと繋がります。

具体的には「なるべく長距離を歩く」「なるべく早く走る」「筋トレの回数をこなす」「重い重量を上げる」などです。 「最初は1kmしか走れなかったけど3km走れるようになった」といった感じに具体的な成果が見えれば、成長を実感できて積極的に取り組めるようになります。

ただ方針として、無理のない範囲で楽しくやれることを重視してください。 ただでさえ苦手意識のある運動でいきなり「効率的に」とか「正しいフォームで」とか考えると、多分ストレスで嫌になります。

まずは肩の力を抜いて無理なく続けられる運動を心がけましょう。 効率や効果はある程度自信が付いてから考えれば良いです。

まとめ

筋肉は技術を補って自信に繋がり、運動への苦手意識を軽減してくれます。 筋肉では解決しないこともありますが、筋肉で解決することは非常に多いです。 ついでに健康やダイエットにも効果がありますしね。

運動オンチや苦手意識を解消したいなら、まず筋肉を付けることから始めてみては如何でしょうか。

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