ワタボウシマリン|綿帽子のような毛が生えたサル
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名称(学名) | ワタボウシマリン (Saguinus oedipus) |
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身体 | 体長:20cm 体重:400g |
生息地 | コロンビア北西の森林 |
食性 | 肉食寄りの雑食で小動物・昆虫・果実などを食べる |
ワタボウシマリンの特徴
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ワタボウシマリンは頭から背中まで伸びる白いモヒカンのような毛が特徴です。 頭にまるで綿の帽子を被っているように見えるためこのような名前を付けられました。 顔や耳の色が黒く露出しているため、一層目立って見えます。
木の上で生活しており、体長20~30cm、体重400gととても小さな体です。 しかし小さいながら2m跳躍して木から木に飛び移ったり、広い行動範囲を活発に動き回ったりします。
家族単位の群れで生活し、鳴き声でお互いにコミュニケーションを取っています。
ワタボウシマリンの生態
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生息地
コロンビア北西部の森林に生息しています。 樹上棲で、家族単位の10頭程度の群れで生活しています。
普段の生活
昼行性で、数ヘクタールの広い行動範囲を持ちます。 群れで縄張りを持ち、臭いを木につけて縄張りを主張します。
肉食寄りの雑食で、昆虫・小さい鳥や爬虫類・果実などを食べます。
繁殖と成長
群れのリーダー夫婦のみが繁殖活動を行います。 妊娠すると半年の妊娠期間を経て1子を産みます。
子が1匹なら父親が、それ以上いる場合は群れで子育てします。 子は3か月は親の背におぶさり、2年ほどで成熟します。寿命は15年ほどです。