インドサイ|まるで鎧のような皮膚を持つサイ

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名称(学名)インドサイ (Rhinoceros unicornis)
身体体長:3~4m / 体重:1.5~3t
生息地インド、ネパールの草原・森林・湿地帯
食性草食で草、木、果実などを食べる

インドサイの特徴

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インドサイはインドなどに生息するサイで、一本の角と鎧のような皮膚が特徴です。 別名「ヨロイサイ」などとも呼ばれています。

サイの中でもかなり大きい方であり、子どもでも天敵はトラぐらい、成体となれば敵はいません。 サイは動物の中でもゾウに次ぐ強さを持つと言われており、インドサイも例に漏れず強力な動物です。

性格は温厚ですが、怒ると突進して向かってきます。 そのスピードは時速50kmにも達し、その巨体と相まって体当たりを受ければただでは済みません。

目は悪いですが鼻と耳は良いです。この辺は他のサイと同じですね。 サイにしては水に入る方で泳ぐこともでき、水中の植物を食べたり水浴びをして暑い日中を乗り切ります。

インドサイは人間の乱獲によってその数を大きく減らしています。 サイの角は金並みの高値で取引されるため、狩猟は禁止されていますが密漁が絶えません。 一時は100頭まで生息数を減らしましたが、今は政府保護の元増加傾向にあるようです。

インドサイの生態

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生息地

インド北東部やネパールなどの草原・森林・湿地帯に単独または家族単位の少数で生活しています。

オスは縄張りを持って生活してはいるものの、それほど縄張り意識はないようです。 ただし繁殖期には他のオスと激しく争うことがあります。

普段の生活

昼行性で日中に採食しますが、夜に行動することもあります。

草食で草、木、果実などを食べますが、とても沢山食べる必要があり、1日の半分を食事に費やします。 この巨体を草で維持するのは中々大変なことなのです。

繁殖と成長

決まった繁殖期はなく、発情しているメスをオスが探して繁殖行動を取ります。 妊娠すると一年半の妊娠期間を経て一子を出産します。

子は次の子が生まれるまでの2~3年を母のもとで過ごした後に独立します。 オスは8年、メスは5年程度で成熟し、寿命は40年ほどです。

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