ゴマフアザラシ|灰地にゴマ模様を持つアザラシ

Phoca largha
名称(学名)ゴマフアザラシ (Phoca largha)
身体体長:150~170cm / 体重:100~130kg
生息地ベーリング海、オホーツク海とその周辺海域
食性肉食で魚、甲殻類、軟体動物などを食べる

ゴマフアザラシの特徴

Phoca largha

ゴマフアザラシは白~灰色の地毛に黒い斑点模様が特徴的なアザラシで、名前の由来も斑点模様がまるでゴマのようだったからです。

水族館で割とよく見られるため、日本人に馴染みの深いアザラシと言えるかもしれません。 時折北海道まで南下してくることもあり、野生種も見ることができます。

アザラシは陸上での行動は苦手で這うようにしか動けませんが、その分泳ぎは達者で300mも潜水したり40km/h以上のスピードで泳いだりすることができます。 陸上には日光浴や睡眠のために上がるぐらいです。

アザラシとしては中型ですがそれでも大きいので、天敵はホッキョクグマやサメ・シャチなどの一部の大型捕食者だけです。 しかし食いでがあるからかしょっちゅう狙われ、特にホッキョクグマは主食がアザラシになっています。

ゴマフアザラシの生態

Phoca largha

生息地

ベーリング海、オホーツク海とその周辺海域に生息し、冬になると南下して越冬し春になると戻っていきます。 越冬には日本近海までやってくることもあります。

普段の生活

昼行性で普段は沿岸と付近の海域で単独で生活しています。 海中で採食活動を行い、陸地で休息します。

肉食で魚、甲殻類、軟体動物、貝類など割となんでもよく食べます。

繁殖と成長

胎生で春に繁殖期を迎え、沿岸にコロニーを形成して集団で繁殖活動を行います。 一夫一妻で妊娠すると10か月の妊娠期間を経て1子を出産します。

子育ては母親が担当し、2~3週間ほどの子育て期間の後に母親が去って独立します。 子は3~4年で成熟し、寿命は30年ほどです。

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