コシグロペリカン|腰に黒い模様のあるペリカン

pelecanus-conspicillatus
名称(学名)コシグロペリカン (Pelecanus conspicillatus)
身体体長:150~180cm / 翼開長:250cm / 体重:10kg
生息地オーストラリア~東南アジアの水場
食性肉食で魚などを食べる

コシグロペリカンの特徴

pelecanus-conspicillatus

コシグロペリカンはその名の通り腰が黒いのが特徴です。 羽の下半分も黒く、ピンク色のクチバシと青い水かきを持ち見分けやすい種です。

別名オーストラリアペリカンとも言いますが、これはオーストラリアにいる唯一のペリカンだからです。 大きい鳥であるペリカン種としても大型の部類で、オーストラリアでは最も大きな鳥になります。

ペリカンといえば大きなクチバシと喉の袋を持つのが特徴です。 これは網のように獲物を捕まえるのに役に立ちます。網は大きい方が役に立ちますもんね。

ガバッと水ごと獲物を捕まえ、獲物だけ飲み込んで水は吐き出します。 時折群れで協力して漁をしますが、その時は魚を集団で追い込んみ、大きな口でまとめて丸のみしてしまいます。

口に入るものは割となんでも食べるようで、魚、エビ、カエル、カメなど色々な水棲動物を食べます。 本種ではありませんが、鳩を食べたペリカンの話をどこかで聞いたような気もします。

水鳥ですが飛ぶのも得意で、オーストラリアから東南アジアまで飛ぶこともありるようですよ。

生態

pelecanus-conspicillatus

生息地

オーストラリア~東南アジアの沿岸や湖・川などの水場に生息しています。

普段の生活

昼行性で日中に採食します。

肉食で水上から頭を水中に突っ込んで魚・エビ・カメ・カエルなどを捕食します。 大きなクチバシで沢山の獲物を捕らえて丸のみします。

繁殖と成長

暖かい場所では冬、寒い場所では春に繁殖期を迎え、場所によっては通年繁殖できるところもあるようです。 繁殖期には大量のコシグロペリカンが集まり、集団で繁殖コロニーを形成します。

水場近くの地上に営巣し、1度に2個の卵を産みます。 1か月の抱卵期間を経て孵化し、1か月の子育て期間の後2か月群れで過ごしたのちに独り立ちします。

2~3年で成熟し、寿命は10~20年ほどです。

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