モズ|獲物を枝に刺して保存する

lanius-bucephalus
名称(学名)モズ (lanius-bucephalus)
身体体長:20cm
生息地ロシア南東部~東アジア
食性肉食で昆虫・小動物・魚などを食べる

モズの特徴

lanius-bucephalus

モズと言えば有名なのが「モズのはやにえ」です。 捕らえた獲物を木の枝の先に挿して、そのままどこかへ飛び去ってしまいます。

これは縄張りを示すためだとか、エサを保存しているとか言われますが、詳しいことは謎に包まれています。 せっかくはやにえにしても、そのまま飛び去って二度と戻ってこないことも多いです。

一体何のためにはやにえしているのでしょうか?

モズの生態

lanius-bucephalus

生息地

渡り鳥でロシア南東部~東アジアに生息しています。 春から初夏は日本にきて子育てをして、秋になると温かい南の方へ行きます。

普段の生活

肉食で昆虫、ネズミ、カエル、トカゲ、スズメ、サカナ、カニなど色々食べます。 ほとんど植物を食べないのは鳥としてかなり珍しい食性です。

クチバシがカギヅメ型になっており、獲物を捕らえるのに便利です。 こいつでとらえた獲物を食べたりはやにえにしたりします。

繁殖と成長

秋~冬は単独で生活して、冬の間につがいとなり、早春に出産して秋ごろまではつがいで子育てをします。 木の枝で巣を作り、そこでメスは卵を温めます。2週間ほどで卵は孵り、そこから子育てが始まります。

モズの巣にはカッコウがやってきて自分の卵をこっそり混ぜることもあります。 これを托卵といいますが、そうなるとモズの子どもは全滅してカッコウを育てることになってしまいます。 子育てが台無しになるから気を付けて欲しいですね。

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