ニホンアマガエル|日本で最も身近なカエル
名称(学名) | ニホンアマガエル (Hyla japonica) |
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身体 | 体長:3~4.5cm |
生息地 | 東アジアの水辺など |
食性 | 肉食で小さな昆虫などを食べる |
ニホンアマガエルの特徴
二ホンアマガエルは日本で最も身近なカエルで、「カエル」と言えばこのカエルを指しているぐらいポピュラーです。 緑色の体色に鼻・目・耳を黒い線が走っています。
緑色のイメージが強いですが、周囲の環境に合わせて灰褐色に変色することもあります。 つまりは保護色ですね。
水の中にいるイメージが強いですが本種は樹上棲のカエルであり、水辺の樹の上などで生活しています。 時々べたっと壁に張り付いている姿を見かけると思いますが、あんな感じで木登りしているのです。 指先にある吸盤で、垂直の壁にも張り付くことができます。
ついつい触りたくなりますが人間の手はカエルにとってはとても熱く感じるものなので、触っていると元気がなくなってしまいます。 また体表に微弱ながら毒性を持ち、アマガエルを触った手で目を掻いたりすると場合によっては酷いことになることもあります。 お互いのためにあまり気軽に触らない方がいいでしょう。
ニホンアマガエルの生態
生息地
東アジアの水辺にある水草や樹の上、森林などに生息しています。 基本的に樹や植物の上で生活していますが、引っ越しの際には地面を跳ねて地上を移動します。
春~秋に活動し、冬は土の下で冬眠します。
普段の生活
夜行性で日中は樹の上などで休息し、日が沈んだころに採食に出かけます。 肉食で小さい昆虫やクモなどを食べます。エサを見つけると舌を出して捕まえ、丸ごと飲み込んでしまいます。
繁殖と成長
卵生で5~6月頃に繁殖期を迎えます。 水場に数百~数千卵の卵を産み、2~3日で孵化してオタマジャクシとなり、1月ほどでカエルの姿に成長します。
子は1年ほどで大人になり、寿命は5年ほどです。