ラッコ|お気に入りの石をポッケにしまう

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名称(学名)ラッコ (Enhydra lutris)
身体体長:120cm / 体重:40kg
生息地太平洋上の列島沿岸付近
食性肉食でカキ、ハマグリ、ウニなどを食べる

ラッコの特徴

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ラッコはそんなに小さくないけど、それでも海の中で生活する哺乳類の中では最も小さいです。 海の哺乳類はイルカ・シャチ・クジラなど基本的に大型のものが多いですからね。

毛がすごい沢山生えていて、その数なんと8億本!人間の髪の毛が10万本ぐらいなのを考えると凄い量です。 びっしり生えた毛の中に空気をため込んで、体が冷えるのを防いでいます。 海鳥みたいに海水を飲んで水分補給するために肝臓が大きいのも特徴です。

ラッコは寝る時に海藻を巻き付けるか仲間同士で手を繫ぎます。 手を繫いで寝る姿は水族館などでも見られとても愛らしいのですが、実はこの習性は海で寝ている時に流されたいためにするものです。 寝て起きたらここがどこか分からない、周りに誰もいないなんてことにならないように手を繫いで寝ているのです。

石にエサを叩きつけて割る

ラッコといえば貝などのエサを体の上に置いた石に叩きつけて割るのが印象的です。 おのおのが気に入った石を持っており、普段はわきの下の皮に挟んでしまっています。 この石は潜る時のおもしにも使います。

潜水が得意で50mほど潜ることができますが、泳ぐ速度はそこまで早くないからあまり魚は取れません。 だから得意の素潜りで海底のカキ、ハマグリ、ウニなんかを取ってきます。結構いいもの食べてますね。

エサは固い殻に覆われているものが多いから、お腹の上に石を置いてそこにエサを叩きつけて割って食べます。 体の割に結構大飯食らいで、毎日10kg近く食べています。 お腹のたるみを使って物を収納できるますが、そこに食べ残しをしまうこともあります。

ラッコの生態

生息地

北太平洋上などの列島海岸付近に群れで生息しています。イタチ科の中では唯一海にいる生き物です。

普段の生活

ラッコは1日の1/3をエサ取りに費やし、残りは大体水の上にいます。 水の上では食事したり休んだり寝たりします。寝る時はそのままだと流されるので、海藻にくるまります。

繁殖と成長

繁殖期を迎えると、オスは気に入ったメスを見つけて水中で交尾します。 交尾が終わるとオスは次の交尾相手を探しに行ってしまい、そこからメスは一人で子どもを産んで子育てします。

交尾から1年ほどで子どもを1頭産みます。出産だけは陸上でしますが子育ては海でします。 お腹の上に子どもを乗せて生きていくための教育をします。

子は3~4年で成熟し、20年ほど生きます。

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