コヨーテ|イヌとオオカミの間ぐらいの動物
名称(学名) | コヨーテ (Canis latrans) |
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身体 | 体長:80~100cm / 体重:15kg |
生息地 | 北アメリカに広く生息 |
食性 | 雑食で何でも食べる |
コヨーテの特徴
コヨーテはイヌやオオカミに近い動物で、ちょうど間ぐらいの大きさです。 運動能力や身体能力もイヌ科に準じており、オオカミには劣るものの相応の強さを持ちます。 キツネ寄りの顔をしており、耳が長く聴力に優れるのも特徴です。
環境適応能力がとても高く、草原、湿原、砂漠、農村、都市など様々な場所で生活しています。 寒い地域にいるものは大きく、暑い地域にいるものは小さいのも特徴です。
見た目がイヌやキツネに近いので触りたくなりますが、危険な動物なので近づくべきではありません。 人を積極的に襲う訳ではありませんが、縄張りを侵すと集団で襲い掛かってくる危険があります。 滅多にありませんが、人が殺されたこともあります。
競合動物であるオオカミの減少にともなって数を増やしています。 通常は人の側にわざわざ出てきませんが、数を増やすとともに人家近くにも現れるようになり、農村はもちろん都市部にまで進出してきています。人や家畜への被害が恐れられる一方で、ネズミの抑制に一役買う益獣の側面もあったりします。
コヨーテの生態
生息地
北アメリカに広く生息しています。 様々な環境に適応しており、食料を求めて農村・都市にまで進出し問題にもなっています。
地域や環境によって単独で生活するもの、家族単位の群れで生活するもの、一定の集団を形成するものがいます。
普段の生活
朝夕に活発に活動し、夜は巣穴や岩陰などで休息します。
雑食で何でも食べ、動物、果実、死肉はもちろん、人の残飯を漁ったり家畜を襲ったりもします。 飼い犬や飼い猫が襲われて食べられることもあります。
繁殖と成長
冬に繁殖期を迎えるとつがいになり、2月頃に交尾して2か月の繁殖期間を経て春に出産します。 1度に4~8子を出産し、夫婦で子育てを行います。
子は4か月ほど親に育てられて成長して独立し、2年で成熟します。 寿命は10年ほどです。