シロフクロウ|真っ白な体色のフクロウ
名称(学名) | シロフクロウ (Bubo scandiacus) |
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身体 | 体長:50~65cm / 翼開長:150cm / 体重:1.6kg |
生息地 | ユーラシア大陸・アメリカ大陸のツンドラ |
食性 | 肉食でネズミやウサギを食べる |
シロフクロウの特徴
シロフクロウは北極圏に住むフクロウです。 特徴的な白い体は周囲の色に溶け込む保護色になっており、クチバシや足の指まで毛で覆われています。
フクロウの中では極めて珍しい昼行性です。 北極圏の夏には白夜 (夜でも1日中明るい)があるため、それに適応したと考えられています。 またフクロウが夜行性となった原因である、天敵となる自分よりも大きい猛禽類が生息地にいないのも理由でしょうか。
色で雌雄を判別することができ、オスは真っ白く、メスと子どもは白地に黒の斑点模様があります。 斑点模様は歳を取ると薄くなっていきます。
ハリーポッターに出演したことでペットとしての人気が高まりましたが、気性が荒いのであまり飼いやすい動物とは言えません。 北極圏に生息しているので暑さにも弱いので、暑い日本で飼う場合は注意が必要でしょう。
シロフクロウの生態
生息地
北極圏のツンドラ地帯に単独で生活しています。 繁殖期になると活発になり、南下して亜寒帯に見られます。 日本でも稀に冬の北海道の雪深い場所で見つかることがあります。
普段の生活
昼行性で朝夕に最も活発に活動します。 肉食で主にネズミやウサギなどの小動物を狩って食べます。
ツンドラ地帯にはあまり森林がないため、丘などの小高い場所から見下ろして270°回る首で獲物を探します。 獲物を見つけると音もたてずに飛び、鋭いかぎ爪で捕まえます。
繁殖と成長
卵生で4月ごろになるとオスはメスへ求愛し、つがいで繁殖地へ移動して5~6月に繁殖期を迎えます。 小高い場所に巣を作り、メスは5~10個の卵を産みます。
抱卵して1か月ほどで孵化し、父親は子のためにせっせとエサを運びます。 子を育てるには沢山のエサが必要で、なかなか産まれた子を全て養うのは難しいようです。
子は1~2か月ほどで巣立ち、2年ほどで成熟します。寿命は10年ほどです。