モンガラカワハギ|黒地に腹の白い斑紋が特徴的なカワハギ
名称(学名) | モンガラカワハギ (Balistoides conspicillum) |
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身体 | 体長:30cm |
生息地 | 亜熱帯~熱帯の沿岸付近の岩礁やサンゴ礁 |
食性 | 雑食 |
モンガラカワハギの特徴
モンガラカワハギは黒を基調とした体と腹にある白い斑紋模様が特徴のカワハギです。
岩礁やサンゴ礁に生息しており、危険を感じると岩陰に引っ込みトゲの付いたヒレを突き出して威嚇します。 食性は肉食寄りの雑食であり、割と獰猛な性格で魚・甲殻類・貝・ウニまで襲って食べてしまいます。
モンガラカワハギは発音魚と呼ばれる音を出す魚で、胸鰭で擦って音を出して縄張りをアピールします。 縄張り意識が強く気性も荒いため同種に対しても強い攻撃性を見せ、繁殖期以外は単独で生活しています。
特徴的な見た目が面白くペットとして飼われることもありますが、性格はあまりペット向きではありません。 1つの水槽に複数匹の魚を入れるとモンガラカワハギが攻撃してしまうので、単独飼育が向いています。
モンガラカワハギの生態
生息地
亜熱帯~熱帯の沿岸付近の岩礁やサンゴ礁に生息し、日本近海で見られることもあり成魚は比較的浅い場所、幼魚は比較的深い場所に生息します。 縄張り意識が強く単独または番で生活します。
普段の生活
昼行性で日中に採食し、夜は岩陰などで休息します。 雑食でカニ、エビ、貝、ウニ、魚、海藻などを食べます。
繁殖と成長
卵生で夏に産卵期を迎え、産卵後はメスが孵化まで卵を外敵から守ります。 とは言っても産んだその日に卵から孵化するので、そう長い間ではありませんけどね。
子は2~3年で成熟し、寿命は10年ほどです。