コキンメフクロウ|金色の目を持つ小さなフクロウ
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名称(学名) | コキンメフクロウ (Athene noctua) |
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身体 | 体長:25cm 体重:150~200g |
生息地 | ユーラシア南部やアフリカ北部 |
食性 | 肉食 |
コキンメフクロウの特徴
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コキンメフクロウは名前の通り小さくて金色の目をしているフクロウです。 アフリカ~ユーラシアの広い範囲に生息しており、森林、平原、半砂漠など様々な環境に適応しています。
亜種も結構沢山おり、それらを合算すると世界で1千万羽以上生息していると考えられています。 フクロウの中でも最もありふれた種のひとつです。
フクロウは夜行性のものが多いですが、本種は日中にも割と活動します。 体が小さく丈夫なこともあってペットとしての人気が高く、フクロウを飼うとなれば大抵本種が候補に挙がってくるほどです。 フクロウは全体的に長生きで本種も20年ほど生きるので、長く付き合うペットとして飼うのもいいかもしれません。
コキンメフクロウの生態
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生息地
アフリカ北部、ヨーロッパ南部、アジアなどの森林、草原や平原、岩山や半砂漠など様々な環境下で生息しています。 単独または番で生活し、番となったらどちらかが死ぬまで関係が続くこともあります。
オスは縄張りを持っており、他のオスが縄張りに侵入してくると排除しようとします。 特に繁殖期には縄張りアピールと縄張り争いが活発になります。
普段の生活
夜行性ですが日中に行動することもあり、早朝と夕暮れに活動することが多いです。
肉食で爬虫類、昆虫、ミミズなどを食べます。 体は小さいとは言え猛禽であり、ウサギを狩って食べることもあります。
繁殖と成長
卵生で春に繁殖期を迎えると木の洞や岩陰に営巣し、一度に3~5個の卵を産みます。 オスがエサを運んでメスが抱卵し、1か月の抱卵期間を経て孵化します。
ヒナは1~2月の子育て期間を経て巣立ちます。 1~2年で成熟して寿命は15~20年ほどです。