ニホンミツバチ|日本固有のミツバチ

Apis cerana
名称ニホンミツバチ (Apis cerana)
身体体長:12~14mm
生息地日本の草原や山林
食性草食

ニホンミツバチの特徴

Apis cerana

ニホンミツバチは日本に生息するミツバチで、東ユーラシアに生息しているトウヨウミツバチの亜種です。 セイヨウミツバチと比べると体は一回り小さく胴体の黒い模様がはっきりしているのが特徴です。

ミツバチの養蜂と言えば現在はハチミツの量が多く採れるセイヨウミツバチが主になりました。 ニホンミツバチは扱いやすさと採蜜量には劣りますが、日本に昔から生息していた種であるため日本の風土・気候・病気に対応しているのが強みです。 ニホンミツバチ養蜂の歴史は長く、日本最古の史書である日本書紀の中にも養蜂の記述があります。

またミツバチの天敵であるスズメバチの対処も習得しています。 スズメバチは45~47℃で死ぬのに対してニホンミツバチは49℃ぐらいまで耐えられるので、この温度差を利用してスズメバチの周囲に群がり蒸し殺してしまいます。 もしスズメバチを取り逃せば本隊を呼ばれてしまい、数十匹のスズメバチで数万匹のミツバチを狩り尽くされるので必死です。

ニホンミツバチは人から害虫として見られる傾向が多く、特に針で刺してくるのを危険視して駆除されることも珍しくありません。 しかしミツバチの針に毒はなく、更に人などの皮膚が固い動物を指すと返しの付いた針が抜けずに腹が破れるのでそれほど危険性はありません。 少なくとも毒針の上に刺したい放題なスズメバチとは比べ物になりません。

ミツバチは植物の受粉役として重要な役割を担っており、いなくなると受粉できなくなる植物が沢山出てきます。 都会で絶好の育成条件を揃えた花が子孫を残せないことがありますが、ミツバチなどの受粉役がいないことが原因である場合が多いです。 ミツバチは人間にとって益虫なので見つけてもなるべくそっとしておきましょう。

ニホンミツバチの生態

Apis cerana

生息地

日本の草原や山林に生息しています。 巣を作って生活し、中には1匹の女王バチ、数百匹のオスバチ、数万匹の働きバチが住んでいます。

普段の生活

昼行性で日中に採食して夜は巣の中で休みます。 草食で集めた花の蜜を巣に貯蔵して食べます。

働きバチは短い寿命の中で保存食として花の蜜を収集し、それを後に産まれてくるハチたちのエサとして貯蔵している訳です。 ちなみにハチミツの味は何の花から採集したかで大きく変わるので、養蜂家は意図的に巣の付近に特定の花を植えることがあります。

繁殖と成長

春になると越冬開けの働きバチが採蜜を始め、女王バチは働きバチの卵を産み続けます。 初夏に差し掛かって巣が手狭になってくると女王バチは新女王候補とオスバチを産んで巣から出ていき新たな巣を作って生活を始めます。(分蜂)

生まれた新女王バチはオスバチと交尾して産卵を始め、1日に数百~2000個もの卵を産みます。 秋になるとエサの乏しい冬に備えて産卵は休み、用済みになったオスバチは巣から叩き出されて死にます。 そして冬の間は巣の中でじっとして春を待ち、暖かくなるとまた外に出て活動を始めます。

働きバチの寿命は1か月(通常)・4か月(越冬時)ほどで、女王バチの寿命は2~3年ほどです。

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