アメリカアリゲーター|アメリカ南部に生息する大柄なワニ

alligator-mississippiensis
名称(学名)アメリカアリゲーター (Alligator mississippiensis)
身体体長:300~500cm / 体重:200kg
生息地北アメリカ大陸南部の水場
食性肉食で魚、貝、動物など何でも食べる

アメリカアリゲーターの特徴

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アメリカアリゲーターはアメリカ合衆国南部に生息するワニで、別名ミシシッピワニとも言います。 平べったい顔と大きな体が特徴で、最大級のものは6mを超えるとも言われています。

口を閉じた時に歯が見えないのがアリゲーター、はみ出して見えるのがクロコダイルです。 ちなみにアリゲーターには本種とヨウスコウアリゲーターの2種しかいません。

肉食で魚、哺乳類、鳥類など陸のもの水のもの問わず食べ、シカなどの大型動物を狩ることもあります。 家畜や人を襲うこともあり稀に死亡事故が起きていますが、基本的に人を恐れるので余程の空腹でない限りはわざわざ近づいてきません。

大きな体と重量のため陸上ではノロノロとしか動けませんが、水中ではとても活発に動きます。 水中での隠密行動が得意で、鼻と目だけを水上に出して周囲の様子を伺い、獲物にそっと近づいて襲い掛かります。 基本的に狩りは水中で行い、肉なら何でも食べる割に主食は魚です。

人間の環境破壊により一時生息数が激減しましたが、現在は保護活動により数を増やしています。 卵生で沢山産まれるので、保護してやれば簡単に数が増えるのです。 現在の生息数はおよそ100万匹とされています。

アメリカアリゲーターの生態

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生息地

北アメリカ南部の川、沼、湖などの淡水の水場に生息しています。 オスは数キロ四方の広いナワバリを持って生活します。

普段の生活

昼行性で日中に採食します。

肉食で主食は魚ですが、昆虫、貝、爬虫類、哺乳類、鳥類などサイズを問わず割と何でも食べます。 成長するにつれて獲物も大きくなり、最終的にはブタ、シカ、ウシなどの大型動物も食べてしまいます。

繁殖と成長

春に繁殖期を迎えるとオスがメスに対して声を上げてアピールします。 オスは縄張りにいるメスすべてと交尾を行い、6~7月ごろなるとメスは水辺に営巣して20~50個の卵を産み、卵の上に落ち葉や泥を被せて暖めます。

ちなみにワニやカメは卵が孵化する時の温度で性別が変わる特性を持っています。 アメリカアリゲーターは32℃でメス、それ以外はオスが産まれます。

卵は2か月ほどで孵化し、母親に守られながら育って1~2年ほどで独立します。 爬虫類は基本的に卵を産むと後は放っておくものが多いですが、ワニは母ワニが卵と子を守るように立ち振る舞います。 エサは子ワニ自身が取りますが、この様子からワニは子育てする爬虫類と評されます。

子は8年で成熟し、寿命は30~50年ととても長生きです。

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