ブラックフィンバラクーダ|集団で渦を巻くカマス
名称(学名) | ブラックフィンバラクーダ (Sphyraena qenie) |
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身体 | 体長:30~100cm |
生息地 | 熱帯~亜熱帯の海域 |
食性 | 肉食 |
ブラックフィンバラクーダの特徴
ブラックフィンバラクーダはカマスの中でも比較的大きな種で鋭い牙を持っています。 細長い体、白い腹に青い背と縞模様の体、黒い尾びれが特徴です。 オオカマスとよく似ていますが尾で見分けることができ、黒く中央に突起がある尾をしています。
バラクーダと呼ばれることがありますが、バラクーダはカマス属の英名であり総称です。 カマス属の中でもとりわけ危険なオニカマスもバラクーダと呼ばれ「バラクーダは危険だ」とカマス全体が危険視されることがあります。 しかし危険なのはごく一部であり、本種に襲われる危険はほとんどありません。
ただし体内にシガテラ毒を溜め込んでいる場合があるため、食べる時には注意が必要です。 毒は生来のものではなく、日々食べるエサから獲得して体内に貯め込んでいます。 毒を持つエサが生息する海域に生息しているバラクーダを食べることはできません。
ダイビングの観察対象として集団で渦を巻くブラックフィンバラクーダが人気です。 人が近づいてもあまり逃げず、渦の中央に入って観察するのが良いそうです。
ブラックフィンバラクーダの生態
生息地
太平洋・インド洋・大西洋の熱帯~亜熱帯の海域に広く生息し、群れで泳いでいます。 沿岸近く~やや沖合で活動していることが多いです。
普段の生活
昼行性ですが夜間にも採食を行うようです。 肉食で主に小魚を食べます。