SEO(検索エンジン最適化)よりUO(ユーザー最適化)を心がける

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アクセスアップのためにSEOをどうしろこうしろという話はネットに沢山転がっています。 もしあなたがSEOについて全く何も知らないのであれば、一通り学んでおいた方が良いのは確かです。

ただSEOに囚われすぎて小手先のテクニックに頼るばかりになるのも問題です。 本当にウェブサイト運営者が見なければならないのは、検索エンジンではなくウェブサイトに訪れてくれるユーザーなのですから。

つまりSEO(検索エンジン最適化)ではなくUO(ユーザー最適化)を心がけようという話です。

SEOではなくUOを心がける

サイトを運営している以上は沢山の人に見てもらいたい=アクセス数が欲しいのが人情です。 もし検索エンジンに上位表示してもらえるようになれば当然サイトのアクセス数は増えます。

そのためにSEOを勉強してサイトの構成を考えたり、SEOを意識した記事を書いたりする人も多いです。 しかしこれ、本末転倒な気がしませんか?

その昔、ページの被リンク数が強く検索順位に影響する時代がありました。 沢山被リンクがあるだけで検索順位が上位になり、SEO業者はサテライトサイトと呼ばれる被リンク稼ぎサイトを作りtwitter_botで拡散したりしました。

その結果検索エンジンで上位表示されるようになったのは、良いコンテンツを持つサイトではなく被リンク数の多いサイトでした。 しかしこれはユーザーにとっても検索エンジンにとっても具合が良くありません。ユーザーが求めているのは「最も被リンクが多いページ」ではなく「自分が求めるページ」だからです。

検索エンジンはユーザーの意を汲み、現在は検索順位にページの被リンク数はあまり評価されなくなりました。 全くされなくなった訳ではありませんが、少なくとも一時期よりは影響が少なくなりました。

検索エンジンがどのようなページを上位表示するかの判定ロジックは「ユーザーが求めるページを上位に表示できるように」定期的に変更されています。 小手先のSEOテクニックだけで上位表示されていたサイトは、ロジックの変更で大きく順位を下げることになります。

サイト運営者が本当に気にすべきなのは「ユーザーが求めるコンテンツを作ること」であって、SEOテクニックでページ順位を上げることではないのです。 質の高いコンテンツを作れば自ずとSEOに繋がり、結果的にユーザーが多くなります。

Googleもまた「優れたコンテンツを作り続ける」ことを推奨しています。 些末なSEOにこだわってランクの上下に一喜一憂するよりも、黙って手を動かし続けた方が建設的でしょう。

UOは検索エンジンが向いている方向と同じなので、UOを考慮すれば自ずとSEOも考慮されることになります。 小手先のSEOテクニックに頼るのではなく、大元の方向性であるUOを意識して記事やサイトを作りましょう。

UOの手法

UOとは大よそ「長期的なSEO」のことです。 そして長期的なSEOとは質の高いコンテンツの提供に他なりません。具体的には以下の3点です。

綺麗な内装

レイアウトがガタガタ、リンク先や画像が404で表示できない、誤字脱字だらけ、枠の中から文字がはみ出しているなど、見た目に問題があるとユーザーは違和感を抱きます。 そこに書いてあることがどれだけ良い事でも、画像が404なだけで一気に信用できなくなりますよね。

つまり最低限、サイトとしての体裁は整えましょうということです。 (このサイトもあまり偉そうなことが言えるような状態ではないのですが…)

加えてサイトデザインにはある程度の流行があります。 最先端のデザインや芸術的なレイアウトは必要ありませんが、最低限「古くさっ!」と思われないようなレイアウトにしておくべきでしょう。

目立つ看板

目立つ看板とはページの題名である「h1タグ」のことです。 いくらコンテンツが充実していても、検索エンジンからはページの題名しか見えません。 そこで「クリックしたい」と思わせることができなければ、折角のコンテンツも宝の持ち腐れです。

キーワードを含めたなるべく魅力的な題名を考え、それをh1タグに設定しましょう。 なお主要検索エンジンは題名の文字数が多すぎると省略形で表示されるので、文字数は32文字以内に収めましょう。

これが行き過ぎると煽るような題名になって、また賛否が分かれたりするのですが…

質の高いコンテンツ

そして当然ながら質の高いコンテンツが必要です。 質の高いコンテンツとは、独自性の高い専門的で面白いコンテンツです。

何をもって質の高いコンテンツというかはユーザーによっても変わってきます。 ウェブサイトのコンテンツや方針からユーザーのペルソナを設定して、それに対して質の高いコンテンツを心がけると良いでしょうね。

記事の理想的な文字数については、記事の内容によって上下します。 一般的には1記事2000~3000文字程度を目安にすると良いと言われています。

ペルソナ、記事の構成、最適な文字数などはリリースした結果を分析しないと見えてこない部分もあります。 適宜軌道修正しながら、ユーザーが求めるコンテンツを作り込んでいきましょう。

まとめ

以上、SEOよりもUOを意識しようという話でした。

ネットに転がっているSEOの記事を読むと、既に時代遅れになっているテクニックが堂々と書いていたりします。 また書いていることが現在正しくても、検索エンジンの仕様改定とともに陳腐化してしまいます。

それならば長期的なSEOであるUOを重視した方が良いのは自明の理ですね。 小手先のSEOを知識として知っておき、ある程度はサイトとすり合わせる必要はありますが、囚われすぎることはないという話です。 将来的なサイトのあるべき形を見据えつつ、限られたリソースをどこに振るかを適宜判断しましょう。

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