宝くじやギャンブルの期待値まとめ
賭け事はお好きでしょうか。 「ギャンブルは金儲けではなく遊び」とよく言われはしますが、それでもどれぐらい儲かるのかは気になりますよね。
色々なギャンブルの期待値について、期待値が低い順に発表したいと思います。
目次
宝くじ・ロト6:期待値45%
宝くじやLOTOは払い戻し率が45%ほどです。 1000円賭けると450円ぐらい戻ってくる計算になります。
ここまで分の悪いギャンブルは他に類を見ません。 ぼったくりじゃねーか!!
それでも買う人が多いのは、文字通り「夢」を買ってるんでしょうね。 一等の当選金額は一生働いても稼げないほどで「これが当たったら会社辞めよう」みたいなことを言いながら買う人も多いです。
ギャンブルとして見ていないからこそ、期待値なんてあまり考えていないのかもしれませんね。 お祭りのような性質を強く感じます。
ただ利点として宝くじやロトは当選金額に税金がかかりません。 これは購入した段階で国が税金を控除しているためで、10億当たれば10億そのまま貰えます。 高額当選時に限って言えばむしろ割が良いと言えるかもしれませんね。
ギャンブルで得た金をどこまで真面目に申告するのかは知りませんが。
競馬・競艇:期待値65%
競馬や競艇の払い戻し率は65%ほどです。 1000円賭けると650円ぐらい戻ってくる計算になります。
ただし宝くじのような完全運勝負とは少し違います。 どの馬が勝つか的確に当てることができれば高い水準で期待値がキープできるかもしれません。
普通は競馬で収支をプラスにするなんて無理ですが、馬券を大量購入して大儲けしていた人が実際にいました。 3年間で28億7000万円分の馬券を買って30億1000万円を得ており、所得税の未申告で捕まってニュースになっています。
競馬や競艇は賭け金総額から35%を運営の取り分とし、残りを当たった人たちで山分けします。 同じ予想が集中するほど払い戻しが少なくなるのですが、それは配当倍率が必ずしも実力通りには付けられていないことを意味します。
実力と配当の間に差がある所を抑えられれば期待値は100%を超えうるのかもしれません。 よく言われるのが「7番人気に張れ」ですね。鉄板でもなく大穴でもないこの微妙な位置が、実力に比べて評価が低い位置のようです。
全体として見ると払い戻し率は65%ですが、上手いことやる人にとっては割の良いギャンブルなのかもしれません。
パチンコ・パチスロ:期待値80%
パチンコ・パチスロは払い戻し率が80%ほどです。 1000円賭けると800円ぐらい戻ってくる計算になります。
以前は90%ぐらいでしたが、売上げが下がって大分渋くなったようです。 昔はこれ一本で学費を稼ぐ学生や、パチンコで生計を立てるパチプロやパチプロ集団なんてのまでいましたが、あまりそういう話も聞かなくなりました。
さてこのゲームも全体の払い戻し率と個人の払い戻し率は違います。 大抵の人は負け越しますが、一部上手くやっている人もたまに見ます。
これらゲームは払い戻し率が台ごとに設定されており、いかに良い設定の台を引けるかが勝負の分かれ目になっています。 最も良い設定なら期待値は100を超え、座ればほぼ勝つことができます。 しかし全体の払い戻し率から分かるように多くはありません。
良い設定の台は宣伝の一環で使われることもあり、新装開店の店や外から見える道路側に多い傾向があるようです。 そういった場所を狙い続ければあるいはプラス収支になるのかもしれませんが、なかなか難しいでしょうね。
ルーレット:期待値97.2~94%
ルーレットは払い戻し率が95%ほどです。 1000円賭けると950円ぐらい戻ってくる計算になります。 ここまでの期待値を見ていると神のようなゲームですね。
ルーレットは1~36までの数字に加えて0、台によっては更に00があります。 0・00に入ると賭け金は胴元に持っていかれるので、つまり36/37または36/38が期待値となります。
色に賭けたり数字に賭けたり奇数に賭けたりと色々できますが、それらの払い戻し率は0・00を除いて計算した確率通りです。 (0・00に賭けることもできますが、あまりやりません)
ディーラー選手権ではルーレットの狙った所に球を入れる競技があり、実際のカジノでそんなことをされると期待値通りではなくなります。 しかし普通のディーラーはただの雇われなので態々そんなことをしません。
ルーレットを観察して台の傾きを割り出し、入りやすい数字を見つけてそこに賭け続ければ勝てるなんて話もあります。 まあ普通のカジノではそんな不味い台は放っておかないので難しいでしょう。
ブラックジャック:期待値95~102%
ブラックジャックは払い戻し率が97%ほどです。 1000円賭けると970円ぐらい戻ってくる計算になります。神ゲーその2です。
ブラックジャックはゲーム性を理解して基本戦略を取れば95%ほどの期待値があります。 そしてやり方によっては期待値が100%を超えうるギャンブルになるのです。
ブラックジャックはカジノごとにローカルルールがあり、それによって微妙に期待値が変動します。 キャンペーンで期待値が緩くなることもありますが、もちろん100%を超えるルール設定にはなりません。
しかしブラックジャックで荒稼ぎしたというニュースや映画を見たことはないでしょうか? 実はブラックジャックには期待値100%を超えて大儲けできる必勝法「カウンティング」が存在します。
ブラックジャックは使われたカードによってゲームの期待値が微妙に変動します。 そのためどの数字がどれだけ残っているかをカウントして賭け金を調整すればゲームを有利に進められます。 これがカウンティングの概要です。
カウンティングを駆使すればブラックジャックは期待値100%を超えるギャンブルとなり得ます。 ただし高度な記憶力と計算力が必要で普通の人間にはできませんけどね。
まあ稼ぐのは難しいにしても、短時間遊ぶ分には十分プラス収支が狙えるゲームだと思います。 荒稼ぎしたい人は…頑張ってカジノの隙を突いてください。
ポーカー:期待値95%
ポーカーは払い戻し率が95%ほどです。 1000円賭けると950円ちょっと戻ってくる計算になります。
ポーカーの期待値はルーレットやブラックジャックに比べると若干落ちます。 それにもかかわらず「ポーカーは他のカジノゲームと違って勝てる」と評されています。
これはポーカーの相手がカジノではなくプレイヤーであるためです。 カジノは「レーキ」と呼ばれる手数料を5%ほど取るだけで、それ以外の金銭のやり取りは全てプレイヤー間で起こります。
ポーカーで勝つためには運も必要ですが、それ以上に経験と実力が要求されます。 自分より下手な相手と勝負すれば長期的に勝てるので「ポーカーは勝てる」という訳です。
ポーカーには専業のプロも存在し、中には一般的なサラリーマンの何倍も稼ぐ人もいます。 そんなプロの存在が「ポーカーは勝てる」という言葉の説得力になっているのでしょうね。
もっとも勝てるのは一部の上級者だけで、多くのプレイヤーは期待値以上に負けることになりますが…
労働:期待値100%以上
有名なギャンブルを色々と紹介しましたが、結論は「ギャンブルで稼ぐのは難しい」ということです。 勝てる・割が良いと言われているギャンブルでもまず負けます。
能力次第では長期的にプラス収支にできるギャンブルもあります。 しかし習熟に時間を要しますし、いくら熟練しても運が悪いと簡単にお金を失うリスクは避けられません。
お金が欲しければギャンブルよりも労働の方が良いということですね。 毎日18時間パチスロに張り付いても月収支をプラスにすることは困難ですが、同じ時間バイトすればノーリスクで50万円は稼げます。 労働って素晴らしいですね。
ギャンブルは一攫千金の手段ではなく、ゲームとして楽しむものと考えた方が良いでしょうね。 あまり熱くならずに負けても笑える範囲で遊びましょう。