ニッコロ・マキャヴェッリの名言
ニッコロ・マキャヴェッリはイタリアの思想家です。
代表著作「君主論」にて記した、権力者は国の利益となるならあらゆる行為が許されるという思想「マキャベリズム」の提唱者として有名です。 これに由来して目的のために手段を選ばない人を「マキャベリスト」と言います。
名言一覧
チャンスはすぐ捕まえないと逃がしてしまうものだ
チャンスは悩んでいたら逃がし、かといって飛びついたら怪我をするものです
人は完全に善人でも悪人でもなく、だからこそ中途半端なことをしてしばしば破滅するのだ
中途半端な所が人間の短所であり長所でもあります
誰も好きで間違う訳ではなく、晴れた日に雨が降ることを考えないだけだ
間違いを怒るよりは、間違わない方法を教える方がいくらか建設的です
人の一生は、何でもやるには短すぎる
やるべきことをやったら、やりたいことをやりましょう
天国は退屈な人間しかいない
あるいはそうなのかもしれません
目的は手段を正当化する
目的のためには手段を選ぶなということですが、悪どい手段にはリスクあることをお忘れなく
人を評価する簡単な方法は、周りにいる人を見ることだ
周囲がイエスマンだらけだったら近づかない方が良いでしょう
人は軽い攻撃には復讐するが、激しい攻撃には復讐しない
だから敵は徹底的に叩きのめさなければならない、というのがマキャベリの主張するところですかね
人間は必要に差し迫られない限り善行を行わない
一見すると無償の善行を施しているように見えても、その実は宗教や文化の価値観だったり、名声を目的としてたりします。本当の意味で無償の善行は存在しないかもしれませんが、何が目的であっても善行は善行です。
君主はできるだけ善から離れず、しかし必要なら悪をも辞さない心構えが必要である
目的のためなら手段を選ぶなというマキャベリズムを表した名言です。しかし「できるだけ善から離れない」という大前提を疎かにしてはいけません。
闘いには二種類ある。一つは法律によるもの、もう一つは力によるものである
現代においては前者が多くなりましたが、後者がなくなった訳ではありません
代価を払って得た友情は、所有物になはらず役にも立たない
お金で得られるのは友情ではなく、似て非なる何かです
天国へ行く最も有効な方法は、地獄へ行く方法を熟知することである
減点方式によって評価が決まる場においては、何をやるかよりも何をやらないかが重要です
賢い勝利者は可能な限り要求を分割して敗北者に課する
相手になるべく多くの要求を飲ませたい時は、大きくまとめるよりも細かく分割した方が良い傾向にあります