マルチサイトのメリットとデメリット

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マルチサイトとは

マルチサイトとは、1つのドメインに複数のサイトをぶら下げる形式のサイトです。 通常1サイトで扱いきれない・分割すべき内容は別サイトとして独立させますが、マルチサイトは1つのネットワーク上に複数のサイトを設定するのが特徴です。 それによって特定分野に整理・特化したサイト群となり、ユーザビリティやSEOを高めます。

マルチサイトには「サブディレクトリ形式」と「サブドメイン形式」の2つの形式があります。

サブディレクトリ形式

http://サイトドメイン/サブディレクトリ

サブディレクトリは複数のテーマを垂直に配置する形式です。 サイトの取り扱うテーマが深いものだった場合、一つのサイトに集約させると階層が深化してゴチャゴチャした内容になります。 そういった時にある程度まとまったテーマをサブディレクトリとして分割して下に配置するのがサブディレクトリ形式のマルチサイトです。

例えばサイト全体のテーマが「ウェブサイト制作」だった場合、「ウェブ知識」「HTML・CSS」「JavaScript」などの関連技術・知識などをテーマごとに独立させて下に配置します。ひとつのテーマを複数のテーマで掘り下げるのがサブディレクトリ形式のイメージになります。

URLの見た目がシングルサイトをカテゴリ分けにしたようなパーマリンク形式になっていますが、実態もそう変わりはありません。 特に利用者側からすればほぼ同じに映るでしょう。

ちなみにこのサイトもサブディレクトリ形式のマルチサイトです。

サブドメイン形式

http://サブドメイン.サイトドメイン

サブドメインは複数のテーマを水平に配置する形式です。 サイトの取り扱うテーマが複数だった場合、一つのサイトに集約させると話題が煩雑になってゴチャゴチャした内容になります。 そういった時にある程度まとまったテーマをサブドメインとして分割して水平に配置するのがサブディレクトリ形式のマルチサイトです。

yahooがその典型で、ショッピング、オークション、路線検索など複数のテーマごとに独立させて水平に並べています。 複数のテーマでひとつのサイトを形成するのがサブドメイン形式のイメージになります。

結局どっちを使えばいい?

マルチサイトを垂直・水平のどちらに切り分けるべきかの方向性は前述した通りですが、実際はどちらとも取れるようなテーマが多いです。 そうなるとどちらを選択すべきか悩みますよね。

ぶっちゃけた話、どちらも大した違いはなく気分的な問題と言っても過言ではありません。 だからビビッと来た方に決めてしまうぐらいの気持ちでいいでしょう。

マルチサイトのメリット・デメリット

マルチサイトで検索すると、メリットはあるが面倒なんて記事がいっぱい出てきます。 コストとリターンを見極めるべく、マルチサイト化によるメリットとデメリットを見てみましょう。

マルチサイトのメリット

マルチサイトのデメリット

ざっと挙げてみましたが、大まかなのはこんなところでしょうか。

ある程度サイトにボリュームがあって且つテーマが煩雑になった場合、サイト分割による整理はメリットが大きいです。 動物写真目当てで来て次のページを見たらプログラム記事だった、話題の階層が深すぎてサイトの方向性がよく分からないなんてことは避けるべきですからね。 特にアーカイブの資産性が高いサイトの場合、快適なアーカイブを提供する意味でも分割を検討した方がいいでしょう。

そういった時にはマルチサイト化もしくは別サイトに分割を考えますが、マルチサイトとして切り分けた方が運用上のコストを抑えられます。 特にWordPressでサイトを運用していた場合はメリットが大きいでしょう。リスクも集中してしまいますが、監視やバックアップなどもまとまっていた方が楽です。

マルチサイト化は技術的な問題に当たることも多く、マルチサイト運営の絶対者数が少ない分、調べても解決できない可能性も高くなります。 ツールが想定外の挙動をしたり、レンタルサーバによってはそもそもマルチサイト化ができないこともあります。 しかし技術的な問題にある程度自分で対処できるのであればマルチサイト導入を検討してもいいのではないかと思います。 少し脅しましたが、簡単なプログラムの知識と対処する時間的余裕があれば大きな問題にはなりません。

ただ明確な目的なしになんとなくマルチサイト化してもほとんど恩恵はありません。 それを思えばマルチサイト化する強い動機がない限りはシングルサイトでいいのかもしれませんね。

本サイトをマルチサイト化した動機

このサイトをマルチサイト化した動機について参考までにお話します。

マルチサイト化する少し前、私のサイトは完全に独立していました。 その頃は3つぐらいのWordPressサイトを運用していたでしょうか。

しかしそのうちサイトのメンテナンス作業が面倒になります。 更新作業、テーマやツールの管理、定期バックアップなどのメンテナンス作業をサイトの数だけ実施する必要がありますが、やっていることはほとんどどのサイトも同じです。 やがて「これ各サイトが独立している意味はないんじゃ?」と思い始めます。

そこで各サイトをサブディレクトリ形式のマルチサイトへと集約して今に至ります。 つまり運用コスト軽減のために複数サイトを集約させた形ですね。

おかげでメンテナンスの手間は激減し、サイト更新に集中できるようになりました。 世間ではあまり良く言われないマルチサイト化ですが、私にとっては満足できる結果となっています。

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