トキイロコンドル|青い顔と真っ赤なハゲ頭のコンドル

sarcoramphus-papa
名称(学名)トキイロコンドル (Sarcoramphus papa)
身体体長:70~80cm
生息地南米~中米の森林や草原
食性腐肉食で主に動物の死骸を食べる

トキイロコンドルの特徴

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トキイロコンドルは禿げた真っ赤な頭と青い顔が特徴のコンドルです。 体は地味な色なのにやたらと目立つ頭をしており、そのギャップがなんとも言えません。

トキイロコンドルは英名で「King vulture(キングコンドル)」と言いますが、これは他のコンドルから獲物を奪っていたことから付けられた名前です。 ヒメコンドルやクロコンドルなど生息域が同じ他種のコンドルより体が大きく強いため幅を利かせているのです。

コンドルは禿げ頭のものが多く「ハゲタカ」などと呼ばれることもあります。 腐肉食で死骸に顔を突っ込んで食べるため頭に死肉が付き、もし頭に毛が生えていたらそこがウイルスの温床となって大変なことになります。 しかしハゲていることで太陽によって殺菌され、頭が清潔に保たれているのです。

トキイロコンドルの生態

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生息地

南米~中米の標高1000m前後の森林や草原に生息します。 10~30羽ほどの群れで暮らし、拠点を中心に生活しています。

普段の生活

昼行性で日中に採食し、夜は木の上などで休みます。 腐肉食で主に動物の死骸を食べますが、自分で小動物や魚を狩ることもあるようです。

繁殖と成長

卵生で繁殖期を迎えると木陰や樹の洞に営巣し、一度に一個の卵を産みます。 子育ては夫婦で行います。

寿命は30年ほどで、飼育下では50年以上生きることも珍しくありません。

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