オニオオハシ|巨大なクチバシを持つ鳥
名称(学名) | オニオオハシ (Ramphastos toco) |
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身体 | 体長:55~65cm / 体重:500~800g |
生息地 | 南米の熱帯雨林 |
食性 | 雑食 |
オニオオハシの特徴
オニオオハシは巨大なオレンジ色のクチバシと黒い体、白い首、黄色い目の周りが特徴の鳥です。 オオハシ科の中で最も大きく、そのクチバシは体長の30~50%もの大きさを誇ります。 なんと体長に占めるクチバシの大きさの割合は鳥類最大です。
なぜこれだけ巨大なクチバシを持っているかと言えば、クチバシに通る血管から放熱するためと考えられています。 巨大なクチバシは重く扱い難そうに見えますが、ハニカム構造で中は空洞が多く見た目ほどではありません。 その他にも自分を強く見せる、遠くのエサを食べるなどの役割もあります。
特徴的な外見と大人しい外見からペットとしての人気が高く、アマゾンの宝石と呼ばれることもあります。 動物園やペットショップでもよく見られる人気の鳥です。
オニオオハシの生態
生息地
南米の熱帯雨林、森林、サバンナなど生息し、数羽の小規模な群で生活しています。
普段の生活
雑食で主に果実や野菜を食べるほか、爬虫類、昆虫、他の鳥の卵なども食べます。
繁殖と成長
卵生で春に繁殖期を迎えると木の上方を突いて穴を開けて営巣し、数日の妊娠期間を経て2~4個の卵を産みます。 夫婦で交代で卵を温め、2~3週間の抱卵期間を経て孵化します。ヒナは夫婦に1か月半ほど子育てされた後に独立します。
2~3年で成熟し、寿命は50年ほどです。