カンムリカイツブリ|頭に立派な冠を持つカイツブリ
名称(学名) | カンムリカイツブリ (Podiceps cristatus) |
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身体 | 体長:50~60cm / 翼開長:80~90cm / 体重:600~1200g |
生息地 | アフリカ~東アジアの淡水域 |
食性 | 肉食 |
カンムリカイツブリの特徴
カンムリカイツブリはカンムリのような冠羽が特徴の水鳥です。 夏は名前の通り頭部に黒~赤褐色の飾り羽が生えて顔もそれに準じた色になりますが、冬は頭は黒一色で頬から首までも白く地味になり冠をしている感はあまりありません。
流れの緩やかな淡水域に生息し、生活のほとんどを水上で過ごします。 長い首とクチバシを持ち、水に潜って魚を捕まえるのが得意です。
繁殖期になるとオスとメスが互いに向かい合って冠羽を広げ、長い首をクネクネさせたりブルンブルン振ったりして求愛します。 個人的には丈夫な首をアピールしているように見えますね。
日本には冬鳥としてやって来ていましたが、溜鳥として通年生息している個体も増えています。 宍道湖や琵琶湖などの大きな湖でその姿を見られることで知られています。
カンムリカイツブリの生態
生息地
アフリカ大陸、ユーラシア大陸、日本の流れが緩やかな淡水域に生息しています。
群れで過ごすのを好む鳥で、数羽~数百羽の集団を形成することもあります。
普段の生活
昼行性で日中に採食し、夜は集団で湖の上で休みます。
肉食で潜水して水中にいる小魚、昆虫、爬虫類などを捕まえて食べます。
繁殖と成長
卵生で春~夏に繁殖期を迎えると縄張りを形成し、番を作ると水上に植物の葉や茎で浮巣を作ります。 3~5個の卵を産んで夫婦で交代して抱卵し、1か月の抱卵期間を経て孵化します。
生まれた直後のヒナは親の背中に乗って過ごすことが多いです。 2~3か月の子育て期間の後に独立します。
2年で成熟し、寿命は20年ほどです。