コノハムシ|木の葉そっくりの虫
名称(学名) | コノハムシ (Phyllium pulchrifolium) |
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身体 | 体長:6~8cm |
生息地 | 東南アジアの森林 |
食性 | 草食で葉を食べる |
コノハムシの特徴
コノハムシはまるで木の葉そっくりの姿をしている虫でそれが名前の由来です。 鳥や肉食昆虫などの天敵から身を隠すために木の葉そっくりの体をしています。
風が吹けば葉のように揺らめき、色まで周囲の葉っぱそっくりになる気合いの入りようです。 コノハムシ科には葉っぱそっくりの種が多いですが、その中でも本種は一番紛らわしい姿をしていると思います。 似すぎていて葉を食べにきた虫に齧られることもあるほどです。
コノハムシの見た目は虫に食べられた葉のような恰好をしています。 コノハムシは食事の際にはまるで自分の格好に似せるように、葉っぱの一部だけをかじっては次の葉へ移動します。 こうして周囲の葉は益々コノハムシと見分けが付かなくなっていくのです。
その卵までもがまるで植物の種子のような形をしています。 アリが間違えて巣に持っていくこともあるとかなんとか。
その特徴的な姿からペットとして飼われることも多いです。 日本でも湿度と温度を保った環境を用意すれば飼育が可能です。
扱いが難しいのでそこらのお店では売っていないようですが、ネットで検索すると販売している店もあるようです。 虫の割に結構いい値段してますけど、メスなら単体生殖が可能なので上手く育てれば代替わりでずっと飼い続けることも可能です。
コノハムシの生態
生息地
東南アジアの森林に生息しています。
普段の生活
自分の体と似た葉を持つ木に留まって、捕食者から見つからないように擬態しています。
草食でカカオ、マンゴー、グァバなどの葉を食べます。
繁殖と成長
卵生でメス単体での生殖も可能で、成虫になって1月ほどで産卵します。 卵はまるで植物の種子のような形をしており、葉の上から飛ばして種子さながらに地面に落とします。
卵は3か月~1年で孵化し、幼虫は木に登って葉に取りつき、そこで成長していきます。 1齢~10齢で成虫となり、成虫期間は1~3か月ほど、トータルの寿命は1年~1年半ほどです。