オオフラミンゴ|赤い体はエサのせい

phoenicopterus-roseus
名称(学名)オオフラミンゴ (Phoenicopterus roseus)
身体体長:100~120cm / 翼長い:150cm
生息地南西アジアや南ヨーロッパの水辺
食性雑食で魚・プランクトン・藻などを食べる

オオフラミンゴの特徴

phoenicopterus-roseus

オオフラミンゴはフラミンゴの中で最大の大きさを誇ります。 フラミンゴと言えば鮮やかなピンク色の毛色が特徴です。 しかしこの色は生まれつきのものではなく、生まれたばかりの雛の色は白です。

なぜピンク色になるかというと、エビ・カニなどの甲殻類を食べているためという説と、βカロチンなど赤い色素を含むプランクトンや藻を食べているためという説があります。まあどちらもエサのせいと言っている部分は共通していますね。

これらのエサを食べていないフラミンゴは、色が薄かったり完全に白かったりします。 だから赤くなければフラミンゴではないという訳でもないのです。 動物園などでは積極的に色素を含むエサを与えて、色を鮮やかに保つこともあります。

オオフラミンゴの生態

phoenicopterus-roseus

生息地

南西アジアや南ヨーロッパの温暖な地域の湖や湿原などに群れで生活しています。

普段の生活

昼行性で、湖面を足でかき回し、細長い首を伸ばして曲がったクチバシで泥水を含み、エサだけ「こして」食べる濾過摂食をします。

湖に片足立ちで立つのは水に体温を奪われないようにするためで、片足立ちのまま寝ます。

繁殖と成長

春ごろに繁殖期を迎え、10~12か月ほどの妊娠期間を経て産卵します。 卵は1回1個で、オスとメスで交替で温め、1月ほどで孵化します。 親は「フラミンゴミルク」と呼ばれる分泌液を子に与えて育ています。

フラミンゴの寿命は25年ほどで、なんと飼育下で83歳まで生きたフラミンゴもいます。随分長生きしましたね。

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