ヒラメ|大きな口と歯を持つ方がヒラメ

paralichthys-olivaceus
名称(学名)ヒラメ (Paralichthys olivaceus)
身体体長:60~100cm オスよりメスの方が大きい
生息地アメリカや東アジアの沿岸部
食性肉食で魚介類を食べる

ヒラメの特徴

paralichthys-olivaceus

ヒラメはカレイ目ヒラメ科に属する魚です。 平らな魚なのが名前の由来と言われています。

見分け方は「左ヒラメに右カレイ」なんてよく言われます。 海底にベタッと張り付いて生活していますが、ヒラメは左方向を表に、カレイは右方向を表にして生活しているのです。 ただしこの見分けかたは日本近海に限ったもので、アメリカのヒラメには通用しないので気を付けましょう。

もっと良い見分け方として、口や歯で比べるものがあります。 ヒラメは魚を食べる一方、カレイは虫を食べます。 そのためヒラメは大きな口と頑丈な歯を持っているので、並べてみると一目瞭然です。

成長すると3年で50cmほどになり、その後も大きくなってオスは60cm、メスなんて1mぐらいの大きさに成長します。 普段我々がスーパーで見かける養殖ヒラメはせいぜい20cmほどですが、1年ほどで出荷されているからなんですね。 1mのヒラメなんて食べるの無理ですし、エサをあげるのも大変です。

やや高級魚な感じのあるヒラメですが、育成コストが高くつくのが原因かもしれませんね。

ヒラメの生態

paralichthys-olivaceus

生息地

アメリカや東アジアの沿岸部に生息しています。 砂地の上に張り付くように生活してます。

普段の生活

夜行性で日中は砂にもぐるか砂の上で保護色に体色を変えてじっとしています。 肉食で魚介類を食べるため、上部な口・歯・顎を持っています。

繁殖と成長

春~夏ごろに繁殖期を迎えます。 卵生ですが卵の数がとても多く、数十万個もの卵を産卵します。 卵は浮遊性で、波や海流に流されて広い範囲に広がり、1週間ほどで孵化します。

稚魚はまるで普通の魚のように目が両側についていますが、成長するに従って左に寄っていきます。 およそ3年で成熟し、寿命は4~5年ほどです。稀に10年以上生きることもあります。

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