ダイオウサソリ|最大の大きさを誇るサソリ
名称(学名) | ダイオウサソリ (Pandinus imperator) |
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身体 | 体長:10~20cm |
生息地 | アフリカの熱帯雨林 |
食性 | 肉食でクモや昆虫などを食べる |
ダイオウサソリの特徴
ダイオウサソリはサソリ最大の種でその大きさは20cmにも達します。 真っ黒な体と丸い頑丈なハサミが特徴です。
種で最大の動物にはよく「ダイオウ」とか「コウテイ」とか名付けられることがあり、ダイオウサソリの名前もその大きさに由来します。 ペンギンやイカなんかも大きいやつには偉そうな名前が付いています。
高く掲げた毒針と漆黒の体からとても恐ろしい生物に見えますが、穏やかな性格をしており人間に対してはほぼ害はありません。 尻尾に毒針を持ちますが、その毒性は弱く人間をどうこうできるものではありません。 ハサミに挟まれると流石に痛いですが、まあアメリカザリガニ程度のものです。
一般的に毒を持つ動物は小さいほどヤバい毒を持つ傾向にあり、サソリもヤバい毒を持っているものは大体小型です。 まあ体が大きい方が流し込んでくる毒が多いし、例外的に大きいくせに強力な毒を持っているヤツもいますけどね。 しかしダイオウサソリは人間にとって大した危険はありません。
本種はペットとしても人気があり、数千円程度で購入が可能です。 寿命も10年程度と結構長いので、黒光りするフォルムに浪漫を感じる方は購入を検討してみては如何でしょうか。
ダイオウサソリの生態
生息地
アフリカ大陸中西部の高温多湿な熱帯雨林に生息しています。 地上棲で単独で生活しています。
普段の生活
夜行性で夜中に採食し、日中は巣穴・木や落ち葉の下などで休んでいます。
肉食でクモや昆虫などを食べます。 尻尾に毒針を持ちますが毒は捕食者から身を守るためのものであり、基本的に獲物には使いません。
繁殖と成長
卵胎生で一度の出産で8~20匹の子を産みます。 子は出産直後は白く、1週間ほど母親の背中で過ごした後に独立します。
3年で成熟し、寿命は10年ほどです。