ムフロン|立派なツノの野性のヒツジ

Ovis orientalis
名称(学名)ムフロン (Ovis orientalis)
身体体長:1.2m / 体重:50kg
生息地コーカサス地方、ヨーロッパなどの高地
食性草食

ムフロンの特徴

Ovis orientalis

ムフロンは立派な渦巻状のツノを持つヒツジです。 毛は茶色~黒褐色地のものが一般的で、黒毛が混じっていたり腹部や目の周りが白かったりする個体もいます。 肩高は90cmほどで野生のヒツジとしては最も小さい部類です。

ツノはオスとメスの両方に生えていますが、オスの方が大きく立派なツノを持っています。 成長するに従ってツノが伸び、やがてグルっと1回転するほどに伸び1m近くもの長さになります。 このツノは個体の優位性の指標となり、デカいツノを持つ個体が群れで幅を利かせています。

ムフロンはヒツジの先祖と考えられており、鳴き声も「メェ~」とヒツジとほとんど同じです。 まあヒツジもヤギもムフロンも大体こんな感じの鳴き声をしていますが。

ムフロンの生態

Ovis orientalis

生息地

コーカサス地方の険しい高地山脈などに生息しています。 ヨーロッパ各地にも生息していますが、こちらは移入されたものが野生化したためです。

小規模な群れで生活しています。 群れには階層が存在し、繁殖に参加できるオスは優位の個体だけです。

普段の生活

昼行性で特に朝夕に活発に活動します。

草食で果実、草、木の葉、樹皮などを食べます。

繁殖と成長

胎生で半年の妊娠期間を経て1~2子を出産します。

4年で成熟し、寿命は10年ほどです。

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