オカメインコ|そり立った冠羽が特徴のインコ
名称(学名) | オカメインコ (N.hollandicus) |
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身体 | 体長:30~35cm |
生息地 | オーストラリア内陸の森林 |
食性 | 草食寄りの雑食で種子、花、昆虫などを食べる |
オカメインコの特徴
オカメインコは逆立った冠羽が特徴のオウムです。 赤いほっぺたがまるでオカメのように見えるのが名前の由来です。
実はオカメインコはインコと名前が付いていますが、インコ科ではなくオウム科に属しています。 オカメインコはオウム科では最小サイズで、まるでインコのようです。 インコみたいに小さいからインコと名付けられたんですかね?
オカメインコは感情の変化により冠羽の姿を変えます。 リラックスしていれば羽を寝かせ、何かに注意を払うときは少し羽を起こし、驚いた時や興奮した時には冠羽を大きく開きます。
鳥にしては感情表現が豊かで、冠羽や仕草から考えることが見て取れます。 穏やかな性格で頭が良く人にもよく懐くため、コンパニオンバードとして人気が高いです。
本来は群れで生活している鳥なので、甘えん坊で孤独に弱い面があります。 またやや神経質な面があり、ちょっとした刺激で冠羽を立ててパニックになることも多いです。 飼育の際には多頭飼いするか、または一緒にいる時間を長く取るかした方がいいでしょう。
オカメインコの生態
生息地
オーストラリア内陸部の森林に生息しています。 普段は群れで生活し、繁殖期にはつがいで子育てを行います。
普段の生活
昼行性で日中に採食し、夜は木の上などで休みます。 草食寄りの雑食で主に種子を食べる他、花、樹皮、草、昆虫なども食べます。
繁殖と成長
卵生で春と秋の年2回繁殖期を迎えます。 繁殖期になると営巣し、つがいで協力して子育てを行います。
1シーズンに4~8個の卵を産み、3週間の抱卵期間の後に孵化します。 子は2か月ほどの子育て期間の後に独立します。
1年で成熟し、寿命は15~20年ほどです。