コブハクチョウ|クチバシがオレンジ色の白鳥
名称(学名) | コブハクチョウ (Cygnus olor) |
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身体 | 体長:1.6m |
生息地 | ヨーロッパ、中央アジア、シベリアなどの水場 |
食性 | 雑食で水草・穀物、魚・昆虫などを食べる |
コブハクチョウの特徴
コブハクチョウはオレンジ色のクチバシが特徴の白鳥です。 成熟すると毛色が白くなりますが、ヒナは白かったり灰色だったりします。 水鳥であるためヒレも水かきのような構造になっており、陸を歩くのは得意ではありません。
かなり巨大な部類の鳥ですが、渡り鳥で飛翔能力に長け、翼の力がとても強いです。 その力は攻撃にも発揮され、日本では殴られて骨折した人がいたり、海外では殴られて昏倒した所を水に抑えつけられて殺された人がいるほどです。特に繁殖期は気が立っているので、鳥だと思って迂闊に近づかないようにしましょう。
本来は日本にいないはずの白鳥なのですが、放鳥されたものが繁殖して今では日本各地でその姿を見ることができるようになりました。生態系に影響を与えることが予測されるため、あまり良い事ではないのですが…バードウォッチャーなどにはそれなりに人気のようです。
コブハクチョウの生態
生息地
ヨーロッパ、中央アジア、シベリアなどの水場に生息しています。 本来は日本にいませんでしたが、動物園からの逃亡や人が放鳥したものが繁殖してしまい今日に至ります。
普段の生活
昼行性で日中に採食します。 雑食で水場の植物や魚・昆虫などを食べ、夜には水上で寝ます。
繁殖と成長
4~5月に繁殖期を迎えると、草むらなどに営巣して産卵します。 1度に4~7個の卵を産み、1か月の抱卵期間を経て孵化します。
子は5年ほどで成熟し、寿命は20年ほどです。