キンギョ|フナを品種改良して作った観賞魚

carassius-auratus-auratus
名称(学名)キンギョ (Carassius auratus auratus)
身体体長:5~30cm
生息地中国・日本を中心に世界中で観賞魚として飼育されている
食性雑食で藻・水草や魚介類などを食べる

キンギョの特徴

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キンギョは体色が金・赤・黒・茶・白などの様々な色が付いている綺麗な見た目の観賞魚です。 名前も体色が金色の魚であるからキンギョと名付けられました。

キンギョはコイ科フナ属の魚ですが、フナは黒っぽい色をしていて全然色が違いますよね。 なぜこんな見た目になったのかと言えば、突然変異したフナを品種改良し続けた結果です。

フナは染色体が四倍体性であるため突然変異が発生しやすく、キンギョはその特性を利用して様々な改良がされてきました。 体色はもちろん、目が飛び出たような出目金、頭に突起があるオランダ獅子頭など、様々な形のものも存在しています。

キンギョの起源ははっきりしませんが、中国・晋の時代の書物には既にその存在が記されています。 宋の時代はおよそ3~5世紀頃で、日本は何がどうなっているのか記録が残っていないほど昔の話ですね。 日本には室町時代に中国から伝来しましたが、本格的に広まりを見せたのは幕末~明治の頃だったようです。

かつては高価な貴人の趣味でしかなかった金魚も、今では養殖方法が確立されて安価に手に入るようになりました。 安いものなら10円程度で購入が可能で、キンギョすくいに使われたり、ペットの餌として買われたりもしています。 ただ最高の評価を受けた煌びやかなキンギョには数百万の値が付くこともあり、まさしく金の魚の名に相応しいお値段です。

寿命は20~30年とかなり長く、飼育も基本的に簡単です。 あなたを目を長く楽しませてくれるキンギョ、おひとつ買ってみてはいかかでしょうか?

キンギョの生態

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生息地

原種は中国南部の淡水域に生息していたと思われます。 現在では主に観賞魚として、世界中の人々に飼育されています。

普段の生活

昼行性で日中に採食し、夜は物陰や水槽の隅などでじっとしています。 草食寄りの雑食で、藻、水草、魚介類などを食べます。

同じ水槽に体格差のあるキンギョを入れて飼育すると共食いする場合があります。 自分で産んだ卵や子も食べるので、繁殖させたい場合は気を付けましょう。

繁殖と成長

暖かくなる春~秋頃に繁殖期を迎えます。 産卵は定期的に数か月間続き、ワンシーズンに産む卵は数千個とも言われています。

卵は1週間ほどで孵化し、子は2年ほどで成熟します。 寿命は20~30年ほどです。

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