ヨツユビハリネズミ|アフリカのサバンナにいる小柄なハリネズミ

Atelerix albiventris
名称(学名)ヨツユビハリネズミ (Atelerix albiventris)
身体体長:15~25cm / 体重:250~600g
生息地アフリカのサバンナ
食性肉食

ヨツユビハリネズミの特徴

Atelerix albiventris

ヨツユビハリネズミはアフリカに生息するやや小柄なハリネズミで、ピグミーヘッジホッグとも呼ばれています。 白~クリーム色の体毛と茶~灰色のトゲが一般的ですが、カラーバリエーションは豊富です。

一般的なハリネズミの指は五本ですが、ヨツユビハリネズミは後ろ足の指が四本しかなく、それが名前の由来になっています。 なおハリネズミはネズミと付いていますがネズミではなく、どちらかと言えばモグラに近いです。

背中に5000本もの針のような毛を持っており、外敵に襲われると頭を腹の下に潜らせ、針のような毛を突き出してボール状に丸まって身を守り、「シュー」と威嚇します。 この状態で敵が諦めてくれると良いのですが、天敵はハリネズミを叩きつけてひっくり返してお腹から食べたりするので完全ではありません。

脆弱なイメージがありますが運動能力は低くはなく、走ったり山に登ったり泳いだりもできます。 夜になるとエサを求めて数キロもの距離を走り回るなど意外に活発です。

愛らしい外見からペットとしてもの人気もありますが飼育難易度は高いです。 単独で活動するのであまり触れ合いを好まない性格なのもありますが、温度変化に弱く徹底した温度管理が必要になります。 20℃を下回ると冬眠、30℃を上回ると夏眠をするのですが、本来の生息地でこれらが行われることはなく体に大きな負担をかけます。 飼いたい場合はよく調べた上で環境を整えてからにしましょう。

ヨツユビハリネズミの生態

Atelerix albiventris

生息地

アフリカ大陸中部~東部のサバンナや低木林地に生息しています。

地面に掘った巣穴を中心に単独で生活しています。

普段の生活

夜行性で日中は巣で休息し、夜になると採食活動に出ていきます。

肉食で昆虫、爬虫類、小さな哺乳類や鳥などを食べます。

繁殖と成長

胎生で決まった繁殖期はありませんが多くは雨季に交配を行い、1か月の妊娠期間を経て4~6子を出産します。 産まれた直後は毛が柔らかいですが、一週間もするとそれなりに固い針になります。

半年で成熟し、寿命は4~6年ほどです。

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