ノドアカハチドリ|のどが赤いハチドリ

archilochus-colubris
名称(学名)ノドアカハチドリ (Archilochus colubris)
身体体長:7~9cm / 体重:4g
生息地北アメリカ東部の*
食性草食で花の蜜を食べる

ノドアカハチドリの特徴

archilochus-colubris

ハチドリは鳥の中で最も小さい種です。 花にクチバシを入れて蜜を吸うのですが、その際にホバリングして空中に静止します。 その時にまるでハチが飛んでいるような羽音がするためハチドリと言い、別名ハミングバードとも呼びます。

小さい体で特に足が細く、歩くことができません。 まるで昆虫のような鳥です。

本種はオスの喉が赤いのが名前の由来ですが、メスは赤くなりません。 北アメリカ東部に生息する唯一のハチドリです。

渡り鳥で夏は北アメリカ大陸の東部で繁殖を行い、寒くなると中央まで南下して越冬します。 主食が花の蜜だから、あまり寒い場所にはいられないのです。

ノドアカハチドリの生態

生息地

渡り鳥で夏は北アメリカ大陸の東部、冬は中央アメリカにいます。

縄張り意識が強く、交尾の時を除いて単独で生活しています。 食事を花の蜜に頼っているため沢山の食事が必要であり、狭い範囲で沢山の個体が同時に生活するのは難しいのです。

普段の生活

昼行性で日中に採食し、夜は熟睡します。 熟睡時には普段40℃ある体温が18℃まで低下し、まるで冬眠のような状態になります。

草食で花の蜜を主食としており、長いクチバシを花に挿して吸います。

繁殖と成長

夏に繁殖期を迎えると樹上に営巣し、1回に2個の卵を産みます。 2週間の抱卵期間を経て卵が孵化し、1か月の子育ての後にヒナが巣立ちます。

子は1年で成熟し、寿命は3~5年ほどです。

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