アヒル|生物学的にはマガモです
名称(学名) | アヒル (Anas platyrhynchos var.domesticus) |
---|---|
身体 | 体長:50~80cm / 体重:4kg |
生息地 | 世界中の水場に広く生息 |
食性 | 草食寄りの雑食で穀物、果実、魚、肉などなんでも食べる |
アヒルの特徴
アヒルは独立した種のように呼ばれてはいますが、生物学的にはマガモと区別されていません。 マガモを家畜にしたものをアヒルと呼んでいます。 結構歴史は深く、2~3000年前には家禽として飼われていたようです。
本来マガモ空をは飛べるのですが、アヒルは家禽とするにあたって羽は小さく体は大きく改良されたため飛べなくなりました。 数mぐらいなら羽ばたくことはできますが、鳥のように飛ぶのは無理です。
日本ではアヒルと言えば白いアヒルいわゆるシロアヒルが一般的ですが、他にも色々なサイズ・毛色・用途のカモがいます。 世界的にも家禽として一般的で、採卵用、食肉用、羽毛用、ペット用など様々な品種改良されたアヒルがいます。
飼育されているものが多いですが、中には野生化したアヒルもいます。 水鳥なので川や湖などの水辺近くや海などにも生息しています。
アヒルの生態
生息地
世界中で家禽として飼われています。 中には野生化した個体もおり、水辺や水上などで生活する姿を見ることもできます。
水鳥なのであまり陸上生活に適した形態とは言えず、品種改良の影響もあってか歩くなどの行動は苦手です。 アヒルは陸上生活でよく足に問題が起きるので、飼うときは注意しましょう。
普段の生活
草食寄りの雑食で、主に穀物・野菜・果実などを食べます。 ただ昆虫・肉・魚など割と何でも食べます。
繁殖と成長
アヒルは春~秋にかけて年間150~180個もの卵を産みます。 これは人間に品種改良された結果なのですが、要はニワトリみたいな感じです。 基本的に無精卵で、交尾した場合には有精卵となります。
春から秋にかけて発情期を迎え、有精卵を産むと抱卵して1月ほどで孵化します。 子は半年ほどで成熟し、寿命は5~10年ほどです。