アカヒトデ|赤い色が特徴のヒトデ
名称(学名) | アカヒトデ (Certonardoa semiregularis) |
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身体 | 体長:6~8cm |
生息地 | 太平洋~東南アジアなどの浅い海底 |
食性 | 肉食で貝や魚を食べる |
アカヒトデの特徴
アカヒトデは名前そのままの全身が赤いヒトデです。 他にもアオヒトデ、キヒトデなどの色から名付けられているものがいます。
ヒトデは平べったい体と5本の足が特徴で、アカヒトデは細めの足を持ちます。 再生力が異常に強く、中枢神経さえ無事なら腕の1本や2本取れても簡単に再生することができます。
裏向きになってしまうと、足を器用に使って表向きに戻ります。 やはり表を上にしていたいようです。
意外にも食性は肉食で主食は貝です。 俊敏ではないためあまり早く移動するような生物は食べられず、普段あまり動かない貝を食べることが多いです。 アワビやホタテなどの高級貝も食べてしまうので、漁業関係者さん達からは嫌われています。
時々「アカヒトデヤドリニナ」という貝に寄生されています。 この貝はアカヒトデの体液を吸って生きており、腕の中などに隠れています。 もしもアカヒトデにぼっこり瘤が出来ている場合、中にこいつがいる可能性が高いです。 貝食のヒトデが貝に寄生されるとは皮肉めいていますね。
アカヒトデの生態
生息地
太平洋~東南アジアなどの浅い海底に生息しています。 目立つ赤色もあり、最もよく見かけるヒトデの一つです。
普段の生活
普段は海底でじっとしています。 捕食の時などは流れに揺られるように動いて獲物に覆いかぶさり、じっくり消化して食べます。
肉食で主食は貝、他にも魚やサンゴなども食べます。
繁殖と成長
卵生で海中に1mm程度の赤い卵をばら撒くように産みます。 一度の産卵で数百個もの卵を産みます。
2年で成熟し、寿命は5年ほどです。