アセウツボ|白地に黒い点々を持つウツボ
名称(学名) | アセウツボ (Gymnothorax pictus) |
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身体 | 体長:120cm: |
生息地 | 熱帯~亜熱帯の浅海 |
食性 | 肉食で魚介類などを食べる |
アセウツボの特徴
アセウツボは白地に黒の点々模様を持つ、体長1mを超える大型のウツボです。 東南アジア~沖縄近海などに生息し、浅い場所にいるのでダイビングなどで見かけることもあるかと思います。
ウツボは鋭い牙を持つ大型肉食魚で「海のギャング」と呼ばれたもりします。 エサとなる魚介類にとってはギャングかもしれませんが、人間相手にどうこうすることはありません。 中には餌付けするダイバーもいたりします。
人が近づくと穴の奥に引っ込んでしまいます。 ただあまりにちょっかいを出すと指を噛んでくるし、最悪指ぐらい持っていかれる可能性もあります。 大型で強靭な顎を持つ魚であることはお忘れなく。
ウナギ目の体がヌメヌメしている特徴を持ち、この粘液で少しの間なら陸上でも皮膚呼吸が可能です。 種類によっては陸上に上がるのもいるとかなんとか…
アセウツボの生態
生息地
熱帯~亜熱帯のサンゴ礁や岩礁に生息しています。 東~東南アジア、オーストラリア、太平洋など広い範囲でその姿を見ることができます。
普段の生活
普段はサンゴ礁や岩礁の巣穴で獲物を待ち伏せています。 夜行性気味で、日が沈むと巣穴から出て泳ぎ回ることもあります。
繁殖と成長
卵生で夏に産卵期を迎えます。 一シーズンの産卵で数十万個もの卵を産みます。
子はウナギ目の子に見られるレプトケファルスという長く透明な幼生で、小さいうちはマリンスノーを食べて成長します。 1年ほどでウツボのように成長し、その頃には捕食されるようなこともなくなります。
寿命は10年ほどと考えられています。