オニイトマキエイ|エイの中で最大の大きさで、回遊性のマンタ
名称(学名) | オニイトマキエイ (Manta birostris) |
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身体 | 体長:3~5m |
生息地 | 世界中の温帯~熱帯の海域 |
食性 | 微細なエビやプランクトンなどを食べる |
オニイトマキエイの特徴
オニマキイトエイはエイの一種です。 オニマキイトエイとナンヨウマンタマンタを併せてマンタとも呼びます。
生体の体長は5mにも及び、発見された最大級のものでは9mを超えたものもいます。エイの中で最大にしてサメに次ぐ大きさを持ちます。 天敵は大型のシャチやサメぐらいなもので、襲われることはほとんどありません。人もあまり捕食しないですしね。
体の全面にある大きな口が特徴で、巨大な胸ビレを羽ばたかせるように動かしながら、ゆったりと回遊して大きな口でプランクトンを食べます。 プランクトンを食べる魚には時々やたら大きいのがいますが、それだけ沢山のプランクトンを食べているのです。
海上にジャンプすることでも知られていますが、理由は定かではありません。 一説によると体の寄生虫を落とすための行動とも言われています。
性格はおとなしく、魚やコバンザメと並んで泳いでいることもあります。 ダイバーにも人気で、巨大なオニマキイトエイ一緒に泳ぐことが話のタネになったりします。
オニイトマキエイの生態
生息地
世界中の温帯~熱帯の主に外洋の表層におり、プランクトンを追って移動しながら生活しています。 ただしあまり遠くにはいかず、生まれた周辺海域で過ごすことが多いです。
沿岸付近でも見ることができ、日本では沖縄近海などでその姿を見ることができます。
普段の生活
普段はゆったりと羽ばたくように漂っています。 微細なエビやプランクトンを泳ぎながらその大きな口で食べています。
繁殖と成長
繁殖期は2~4月頃で、繁殖のために沿岸付近に大量のオニマキイトエイが集まります。 卵胎生で、13か月の妊娠期間を経て1~2子を出産します。
子は10年ほどで成熟し、寿命は20年ほどです。