カルガモ|親子でいる姿が印象的な水鳥
名称(学名) | カルガモ (Anas zonorhyncha) |
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身体 | 体長:55~65cm / 翼開長:90cm |
生息地 | ロシア、中国、韓国、日本などの水場 |
食性 | 雑食で水草・穀物、昆虫などを食べる |
カルガモの特徴
カルガモは水辺に住む水鳥で普段は水に浮いています。 足は水かきのようになっていて陸上を歩くのは得意ではありませんが、飛行能力はそれなりにあります。 川などに沿って低空を飛ぶことが多いですが、長時間飛んだり高空に上がったりすることもできます。
行動範囲は渡り鳥ほどではありませんが割と広く、季節によって快適に過ごせる地域に移動します。 特に冬場に水が氷るような場所ではカルガモは見られず、中には海に出る集団もいます。
京都ではカルガモ親子が池から鴨川へ引っ越しする姿が毎年ニュースで取りざたされています。 親子で一列になって歩く姿はなんとも可愛らしいく、警察署員が交通整理をして引っ越しのお手伝いをするほどです。 こいつらを野生動物と呼んでいいのかはかなり怪しいところがあります。野良になるんでしょうか?
田んぼのイネをよく食べるため、米農家的には害鳥です。 カモを使って害虫を駆除する農法がありますが、背が伸びてイネを食べるようになる前に食肉用として処分します。 いわゆる農業と畜産を組み合わせた複合農業で、あまりカモとの共生は考えられていません。
カルガモの生態
生息地
ロシア、中国、韓国、日本などに生息しています。 主に水場に生息し、川や湖に浮かんで生活しています。
普段の生活
夜行性で日中は水上などで体を休め、夜に採食に出かけます。
雑食で水草や穀物、魚、蛙、昆虫などを食べます。 水に顔を突っ込んで食べたり、陸上で植物や昆虫をつまんだりします。
繁殖と成長
4月~7月に繁殖期を迎えると水辺の草むらなどに営巣します。 10~12個の卵を産むとメスが抱卵して1か月ほどで孵化します。
子は繁殖期が終わると独り立ちし、1年で成熟します。寿命は10年ほどです。