ウズラ|家禽やペットとして飼われています

Coturnix japonica
名称(学名)ウズラ (Coturnix japonica)
身体体長:20cm
生息地ユーラシア南部~東アジア
食性雑食

ウズラの特徴

Coturnix japonica

ウズラはキジの仲間で、東南アジアを中心に生息している渡り鳥です。 地上を動き回ることが多いですが、長距離を飛んで移動することもできます。

小さな頭に大きな丸い胴体と短い尾、褐色の毛色に濃い斑模様が特徴です。 首回りの色が赤ければオス、白ければメスですが見分けにくいものも多いです。

日本でも家禽として馴染みが深く、肉や卵がよく食べられています。 その割にウズラを見たことがない人が多いですが、ニワトリに比べるとやはり影は薄いですかね。

卵は灰色の表面に黒いつぶつぶ模様ですが、これは産卵される地上において保護色になっています。 ウズラは捕食者とまともに戦える強さはないので、卵が見つからないようにしているのですね。

ウズラはオスとメスの見分けが難しいので稀に飼育場にオスが紛れ込んで交尾することがあります。 そのため本来は無精卵であるはずの卵パックに有精卵が紛れ込むケースがあり、スーパーの卵を温めたら孵化したなんて話もあります。

飼育目的で孵化させてみるのも一興ですが、その場合は産まれた後のことをよく考えましょうね。 比較的ペットとして飼いやすい鳥ですが、活発に動き回ったり鳴いたりするのでアパートなどでは周囲の迷惑になるかもしれません。

ウズラの生態

Coturnix japonica

生息地

ロシア~東南アジアを中心に生息しており、草原や平原などで生活しています。 数羽~数十羽の群れで活動します。

渡り鳥で暖かい時期は寒帯で生活し、寒くなると温帯に渡ってきて越冬します。

普段の生活

普段は草陰などでじっと過ごし、薄暗い時間帯になると採食活動を行います。 雑食で種子、葉、野菜、昆虫などを食べます。

繁殖と成長

卵生で春~秋に繁殖期を迎え、地上に営巣した巣に5~12個の卵を産みます。 3週間の抱卵期間を経て孵化し、ヒナは1~2か月ほど育てられた後に独立します。

2か月で成熟して寿命は2~3年ほどです。 ただペットとして飼育されたものが10年近く生きることもあります。

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