ルリコンゴウインコ|最大級の大きさを誇る色鮮やかなインコ
名称(学名) | ルリコンゴウインコ (Ara ararauna) |
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身体 | 体長:75~85cm / 体重:1~1.5kg |
生息地 | 南アメリカ大陸の熱帯雨林 |
食性 | 草食で種子、野菜、果物を食べる |
ルリコンゴウインコの特徴
ルリコンゴウインコはコンゴウインコの中でも最もよく知られる配色のインコで、頭頂部が緑色、背と羽が青色(瑠璃色)、首から腹が金色と鮮やかな色合いの体が特徴です。 体長が80cmを超える個体も見られ、インコの中でも最大級の大きさを誇っています。
この鮮やかな色合いは密林でお互いを見つけるためと言われています。 一般的に捕食者に狙われるような動物は周囲の色と同化して見えにくくなる「保護色」の体を持ちます。 しかし鬱蒼と生い茂るジャングルの中では事情は変わり、保護色の体では繁殖相手を見つけられずに子孫を残せなかったりするのです。
あまり目立ちすぎるとやはり危険ですが、このぐらいの色ならジャングルの中ならうまいこと身を隠せるようです。 だからジャングルの鳥には色鮮やかなものが多いのです。
コンゴウインコはとても頭が良く、人の言葉を真似たり芸を覚えたりもできます。 人にも良く懐くため、鮮やかな外見と相まってペットとしての人気も高いです。
なおコンゴウインコは飼育下では50年以上は平気で生き、中には100年以上生きる個体もいます。 飼い主の方が先に高齢になって飼育が難しくなることも少なくないので、先に自分とインコの人生設計をしておいた方がいいのかもしれません。
ルリコンゴウインコの生態
生息地
南アメリカのジャングルに生息しています。 つがいまたは群れで生活し、一度決めたパートナーはどちらかが死ぬまで変わりません。
普段の生活
昼行性で日中に採食し、夜は木の上で休みます。 草食で種子、果実、野菜などを食べます。
繁殖と成長
卵生で春から夏にかけて繁殖期を迎え、木に穴を掘って営巣します。 一度に2~3個の卵を産み、1か月の抱卵期間を経て孵化します。
子は3か月の子育て期間の後に独立し、5~7年ほどで成熟します。 寿命はとても長く野生下でも50年、飼育下であれば100年以上生きる個体もいます。