ワライカワセミ|人間そっくりの笑い声で鳴くカワセミ
名称(学名) | ワライカワセミ (Dacelo novaeguineae) |
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身体 | 体長:40~45cm |
生息地 | オーストラリアとその周辺諸島の草原や森林 |
食性 | 肉食で昆虫やミミズなどを食べる |
ワライカワセミの特徴
ワライカワセミはまるで人間のように笑うことで有名なカワセミで「オハハハハハ」と喉を鳴らして縄張りを主張します。 夜明けと夕暮れに激しく鳴くので「田舎者の時計」という愛称で呼ばれています。
ただ個人的な意見としては全く人間の笑い声には聞こえません。 小さめの甲高いサルの鳴き声といった感じで、あんな笑い声を出す人間がいたら名物になっているでしょう。
カワセミ科の中では大きさは最大級で、日本の一般的なカワセミの倍は大きいです。 木の枝などの高所から獲物を探し、ヘビやネズミなどの少し大きめの獲物でも捕食します。
ペットとして飼うことも可能で、少々お高いですが普通に売られています。 ただ鳴き声はうるさいので、近所の目が気になる方はおとなしい個体を選びましょう。
鳴き声もたまに聞く分にはいいですが、毎日となるとうるさくて仕方ないでしょうね。 田舎や都市近くにも生息しており、うるさく家畜を襲うこともあるため人里近くでは割と嫌われています。 動物園や観光客には人気者なのですが…
ワライカワセミの生態
生息地
オーストラリアとその周辺諸島の草原や森林に生息します。 基本的に生まれた場所からあまり遠くへ行きません。
鳥類としては珍しい家族単位の群れで生活しています。
普段の生活
昼行性で日中に採食し、夜は木の上などで休息します。 肉食で昆虫、ミミズ、小動物などを食べます。
繁殖と成長
夏に繁殖期を迎えると木の洞などに営巣します。 卵生で一度に2~4個の卵を産み、25日ほどで孵化します。
孵化した後40日ほどで巣立ちますが、子育てはつがいの他に当期に繁殖活動を行わなかった親族も手伝います。 特に親鳥は巣立った後の子に対して何かと世話を焼いてくれるようです。
1年で成熟し、寿命は20年ほどです。