なぜ勉強しなければならないのか

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誰しも学生時代に「こんな事を勉強して何の役に立つんだ」と一度は考えると思います。 将来その道に進むごく一部の人を除けば、漢委奴国王の金印を発見した農民の名前やら複素数やら漢文やらは何の役にも立ちません。 勉強に限らず、スポーツしたり、料理を作ったり、絵を描いたり、工作したりと色々しますが、ほとんどが役に立ちません。

勉強、運動、家庭科、美術、音楽などなど全部ひっくるめて「勉強」と見て、なぜ勉強しなければならないのか考えてみましょう。 役に立たないことでも意外に役に立っているものですよ。

将来なりたいものになるため

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これはシンプルですね。 将来なりたいものが決まっていれば、どんな学校に行って何をすればいいのかも自ずと決まります。 後はそれに向かって進めばいいだけです。

「エリートになりたい」「お金持ちになりたい」なども立派な動機です。 自分の適性や職業選択リスクを踏まえた上で最適な選択をできるので、むしろ望ましいタイプだと思います。

進学や就職の選択肢を増やすため

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何になりたいのか全く分からないからとりあえず勉強するという考えです。 良い学校に入れば選択できる職業に幅が出ますし、強力な人脈が作れたりするので、間違ってはいません。

しかしはっきりしない動機や目標のまま頑張るのは限界があります。 せっかく難関大学に合格したのにそこで燃え尽きてしまうのは割とよくあることです。

やりたい事を見つけるに越したことはありませんが、分からなければやりたくない事を考えるといいかもしれません。 やりたくない事を全部潰せば残ったものなら何でも良いという事ですからね。 「消去法で見えることもあるらしい」です。

自分の適性を知るため

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学校で習うことは沢山あります。 何でもそつなくこなせる人も中にはいますが、大抵の人は評価がばらつきます。 それがあなたの適性です。

何が得意で何が不得意なのか、バランスが良いのか悪いのか、何に興味があって何に興味がないのか、得意なものをどう伸ばして苦手なものをどう克服するのか、困難に対してどう立ち向かうかなど、長い学生生活を通して何となく自分のことが分かります。

自分の適性を知ることは向いている仕事・職業を知ることでもあります。 自分に向いている職業に就いた方がストレスなく結果を出せるので、自分を知っておくのは大事なことなのです。

世の中にどんなことがあるのか知るため

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世の中は様々なもので溢れており、仕事や趣味の数も膨大です。 それらを専門家並みに理解する必要はない(というか無理)ですが、最低限のことは知っていないととっかかりすら掴めません。

どうやったらスポーツができるのか、どうやったら計算ができるのか、どうやって机や椅子が作られるのか、どうやって社会が回っているのか・・・そういった色々なものの入口を学ぶのが学校教育=勉強なのです。

調べようと思えば調べられることだと思うかもしれませんが、未知のものは調べるという発想自体が起きにくいです。 何が分からないのか分からないことを理解するには労力がかかるので、何か動機でもなければわざわざ調べません。

役に立たないことを切り捨ててしまうと自分の世界がとても狭くなり、また役に立たないこと=理解できないことになってしまいます。 周囲と関わりにならずに生きていける人はいいですが、そのような人はそれほど多くありません。 研究職だって一人で研究だけしていればいい人はごく一部です。

世の中を理解するための第一歩として、勉強は大事なことなのです。

リスクヘッジのため

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スポーツや将棋などのプロになる場合、普通に会社員になる人と比べて勉強する意味は薄いです。 将棋のプロなんて昔は高校に進学する方が少数派だったぐらいです。

しかしプロは厳しい競争を勝ち上がった一握りの人間しかなれません。 また競技一本で食べていける選手はそのプロの中でも更に一握りです。

プロになれなかった・プロになったけど辞めることになった場合、別の道を模索しなければなりません。 そうなったときに新たな職業を探す軸となるのは、やはり勉強したことだったりします。

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多くの大人が「もっと勉強しておけばよかった」「もっと色々なことにチャレンジすればよかった」とぼやいています。 私もその一人ですが・・・

そんな大人にならないように、若いうちは「なぜ」とか「役に立たない」とか言わずに、何でも精いっぱいチャレンジしてみるのが良いのではないでしょうか。一見役に立ちそうにない勉強も、あなたの血となり肉となっています。色々なチャレンジの中でこそ新しい自分が見つかるものですよ。

また大人になったからといって勉強し始めるのが遅いということでもありません。 30過ぎて運動音痴を直すべく野球を始めた人や、定年後にプログラムを初めてウェブエンジニアになった人だっています。 思い立ったが吉日、何でもチャレンジしてみましょう。

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