土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、平賀源内が考えた宣伝文句からできた

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土用の丑の日になると、ウナギが売り出されますよね。 「スタミナ満点のウナギを食べて暑い夏を乗り切ろう」とウナギを食べるのが日本の習慣になっています。

でもこの習慣、うなぎ屋の宣伝で広まっただけなんですよ。11月11日にポッキー食べるようなものです。

なぜ土用の丑の日うなぎを食べるようになった?

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「うなぎを食べて暑い夏を乗り切ろう」のような話自体はかなり古くからあります。 例えば7~8世紀頃に編纂された万葉集には、大伴家持がこのような歌を載せています。

「石麻呂に 吾物申す 夏痩せに 良しといふ物ぞ 鰻漁り食せ(俺は石麻呂にこう言ってやったぜ「夏痩せにはうなぎが良いと言われてるから取ってきて食え」)」

夏バテする時期に精の付くものを食べるのは不自然なことではありません。 この時点では習慣として食べていたのではなく、夏バテにうなぎが良いと言われていた程度の話です。 土用の丑の日にうなぎを食べるのが習慣になったのは、平賀源内が考えた宣伝文句が元と言われています。

200年以上も続くうなぎを食べる習慣

うなぎの旬は秋から冬で、特に冬眠や産卵に備えて栄養を蓄えたものが美味と言われています。 だから逆に春~夏にかけてはあまり売れませんでした。

うなぎ屋が源内に相談した所、「本日丑の日」と店先に貼るよう助言されます。 もともと丑の日には「う」から始まるものを食べると良いと言われていました。 うなぎの他にも、うどん、うさぎ、馬、牛など色々ありましたが、これにあやかった訳です。

その結果商売繁盛し、他のうなぎ屋も真似して張り紙をするようになりました。 そうして定着したのが「土用の丑の日にうなぎを食べる」習慣という訳です。

源内は1780年生まれなので、200年以上も前に始まった習慣ということになります。 不要な伝統は廃れるのが常ですが、うなぎを食べる習慣が今も続いているのはうなぎ食にメリットがあるからに他なりません。

うなぎは、ビタミンA・BやDHA、亜鉛、ミネラルなど栄養豊富であり、実際夏バテを解消する効果があります。 万葉集でも詠まれていた通り、実際効果があるんです。

こうして今でも土用の丑の日になると、「うなぎを食べて暑い夏を乗り切ろう」とうなぎが売り出されるのです。

夏バテ対策もいいですが、本来のうなぎの旬である秋~冬に食べるのもお勧めです。 土用の丑の日のイメージが強すぎるからか、今ではむしろ本来の旬に食べられていませんからね。 冬の土用の丑の日の方にも、何かキャッチコピーを考えた方がいいんじゃないでしょうか。

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