男性ホルモンには支配欲、女性ホルモンには被支配欲がある

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近年は男女差別をなくす動きが盛んであり、「男性的」「女性らしさ」などの性に準拠した表現が否定される傾向にあります。

しかし男性は女性的な女性が好きですし、女性は男性的な男性が好きです。 これは数百万年前から続くヒトの歴史によって構築された本能から来るものなのでどうしようもありません。

いくら否定してもあるものはあるので、そこを理屈で処理しようとしても上手くいきません。 ということで男性ホルモンと女性ホルモンの観点から恋愛感情を見て、どのように振舞うべきかを見てみましょう。

男性ホルモン・女性ホルモンとは

male and female

人は「男性ホルモン(テストステロン)」と「女性ホルモン(エストロゲン)」の性ホルモンを持っています。 テストステロンは主に男性の睾丸で、女性ホルモンは主に女性の卵巣で作られています。

睾丸は男性、卵巣は女性しか持っていないため、体内の性ホルモンの分泌量は性別に大きく左右されます。 しかし異性側の性ホルモンも作られており、男性はテストステロンを変化させてエストロゲンを、女性は副腎でテストステロンを生成しています。 もちろん異性側のホルモン分泌量は控え目になりますけどね。

この性ホルモンの分泌によって男女の身体的な特徴が顕著に出てくるのですが、これらは性格にも影響を及ぼします。 「男性的な性格」は男性ホルモンの影響、「女性的な性格」は女性ホルモンの影響による部分が大きいです。

この男性的/女性的な性格の中に「支配欲/被支配欲」があります。 男性ホルモンの影響が強いと「相手を支配したい」、女性ホルモンの影響が強いと「相手に支配されたい」欲求が沸いてきます。 これにより「好みの相手」が男女で違ってくるのです。

性ホルモンに見る男女の好み

Man and woman

男性は自分が支配できる女性を好む

男性はテストステロンの影響で支配欲を持ち、自分のコントロールできそうな女性を好む傾向があります。 隙のない女性やハイクラスな女性は意外にモテないことがありますが、これは男性が「この女性は自分の手に余る」と感じて敬遠するのが原因です。

ただ「自分以下」と言っても、何でもかんでも下である必要はありません。 能力・特技・性格・交友関係など基準は色々あります。 ひとつでも「女性から頼りにされる何か」を持っていれば自尊心が満たされたりします。

モテない女性は相手の支配欲を上手く刺激することを心がけてみてください。 具体的には「男性を立てる」「デートは相手に任せる」「脇を甘くする」「弱みを見せる」などの行動を取ってみましょう。

女性は自分を支配してくれる男性を好む

女性はエストロゲンの影響で被支配欲を持ち、自分を支配してくれる男性を好む傾向があります。 ただ支配と言っても相手は誰でも言い訳ではなく「地位が高い」「尊敬できる」「男らしい」「気配りができる」など、何かしら頼り甲斐がある人に支配されたいと考えます。

男性がこれをどうにかするには・・・基本的に頑張るしかないんじゃないでしょうか。 地位や能力の向上なんて努力するしかないですし、それ以外で女性にモテる方法なんて私が知りたいです。

「頼りがいがある」「気配りができる」は普段からの心がけで何とかなる部分もあるので、まずはそこからですかね。

型にハマらない人もいる

ホルモンによる影響が性格を形成する要素のひとつではあるかもしれませんが、それだけで性格が決まる訳ではありません。 「男性だから」「女性だから」と全員が型にハマった性格をしている訳ではなく、女性に主導してもらいたい男性も、全て自分でコントロールしたい女性も当然います。

「相手が自分に何を求めているか」を理解するのが男女関係を円滑にする基本です。 あまり型にとらわれ過ぎず、相手のことをよく見て行動しましょうね。

漫画広告に見る性別差異による好みの違い

ウェブサイトを閲覧する際、恋愛漫画の広告を目にする機会があります。 煽っているのか表示されるのはぶっ飛んだ内容のものばかりですが、なんだか男女の嗜好差を上手くとらえているようにも見えました。 これを例に性別差による好みの違いを見てみましょう。

男性向け恋愛漫画のポンコツ過ぎる女性

Manga

何かしらコンプレックスや欠点を抱える女性が登場しています。 これを見た男性が「自分の方が優れている」「導いてあげたい」「守ってあげたい」など支配欲を喚起されると女性が魅力的に映ります。

行き過ぎると「現実にはあり得ないレベルのポンコツ」「何の取柄もない男を妄信的に好く」など、現実にはあり得ない感じになります。 ・・・まあ漫画だから言うのは野暮でしょうか。

女性向け恋愛漫画の王様過ぎる男性

Manga

俺様キャラに迫られたり、ヒエラルキーの高い男性に求婚されたりします。 「男らしい男」に「支配されたい」という欲求の発露が設定に反映されているのではないでしょうか。

行き過ぎると「31歳独身資産ありの事業経営者」「某国の皇子」など凄まじくハイクラスな男性がいきなり求婚してきたりします。 ・・・まあ漫画だから言うのは野暮でしょうか。(2回目)

女性向けボーイズラブ漫画に見る購入層の分析

Manga

恋愛漫画には「男性向け」「女性向け」の他に「ボーイズラブ」が存在します。 ボーイズラブとは男性同士の恋愛を描いたつまりはゲイ漫画なのですが、主な購入層はホモではなくノーマルの女性です。 また独自の世界観というかお約束があり、両性具有だったり男同士でも妊娠が可能だったりします。

なぜ女性が市場として成立するほどにボーイズラブ漫画を購入するかを分析してみるべく、ボーイズラブ漫画のサンプルページを30作品ほど読んでみたところ気になる点がありました。

まず女性向け恋愛漫画の女性がそのまま男性に置き換わったような作品があることです。 支配される対象こそ女性ではなく男性に変わりましたが、圧倒的な支配者が一方的に支配する流れは同じです。

次に「支配役の男性」が「逆に支配される」作品の存在です。 最初は支配者側で描かれていた男性が、実は牙を隠していた被支配者側に逆に支配されるという流れです。

これら「男性による男性の支配」は、女性の中に眠る男性的な一面の発露ではないかと考えます。 つまり女性の中の男性的な部分がボーイズラブ作品の支配者側男性に投影されているのではないでしょうか。

こういった漫画に造詣が深い女性に聞いてみたところ「確かに自己投影先に支配者側の男性を選択することがある」というお言葉を頂いております。こわい!

つまり女性の中にも分泌されている男性ホルモンの影響で発生した支配願望がボーイズラブの需要を作っているのではないでしょうか。 まあ私は男だからよく分かりませんので、仮説として提唱させていただきます。

ちなみにボーイズラブの市場規模はおよそ200億円超だそうです。 男性諸兄は200億のボーイズラブ市場を支える女性の存在があることを肝に銘じておきましょう。

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