インフルエンザのワクチンはニワトリの卵から作られている

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感染力の高い病気として有名なインフルエンザ。かかると周囲の人にも感染してしまうから怖いですよね。 流行しそうならあらかじめ予防接種をしておけば一安心です。

実はその予防接種のワクチン、ニワトリの卵から作っているんです。

ワクチンの作用

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人の体はウイルスが入ってくると、ウイルスの性質を分析して効果的にやっつけることができる「抗体」を作ります。

この体の性質を利用したのがワクチンです。 ワクチンは中に感染力を抑えたウイルスが少量入っており、それを体に入れることであらかじめ抗体を作っておくことができるのです。

それでは感染力を抑えたウイルスはどうやって作るのかと言えば、なんとニワトリの卵で作るのです。 ニワトリの卵にインフルエンザウイルスを注入して培養し、それを分解・分離して感染力を抑えたウイルスに作り替えます。

それを体内に取り入れることであらかじめ体に免疫を作っておき、本当のインフルエンザウイルスが入ってきた時に抗体にやっつけてもらうのです。

抗体は一度作られても使う必要がなければ減少していずれはなくなってしまうので、定期的な予防接種が必要です。 インフルエンザの抗体は予防接種後2週間~5か月ほどが有効期間と言われています。

なぜニワトリの卵を使うか

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まずインフルエンザウイルスは生きた細胞に感染する性質を持っています。 なので培養するには生物を使用しなければなりません。 そしてワクチンは沢山必要なので、ウイルスをよく増やす上に大量に用意できるものが必要です。

それらの条件に一番適したのがニワトリの卵なのです。 使うニワトリの卵はスーパーで売っている無精卵ではなく、温めれば孵化する有精卵です。

そしてニワトリの卵1個から一人分のインフルエンザウイルスが手に入り、それを処理することで感染力の抑えたウイルスを作り、ワクチンとなるのです。

ちなみにワクチンには微量の卵成分も入ってしまいます。 なので強力な鶏卵アレルギーを持っている人は、残念ながら予防接種ができないようになっています。 とは言っても卵成分は微量なので、アレルギー持ちの方もお医者さんと相談すれば打てることが多いですけどね。

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